一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

CA社女性初の専務執行役員に学ぶ「凡庸力」

今日は新R25の記事をご紹介。

 

なぜサイバーエージェント女性初の専務執行役員は「居心地よく仕事してた」だけで次々と昇進できた?

https://bit.ly/3po8Wim

 

この記事に出てくる石田裕子さんは、2004年にサイバーエージェントに新卒入社し、2016年より同社執行役員、2020年より専務執行役員を務めている方です。

僕よりいくつか歳上ではあるんですが、あの有名なCA社で30代で専務執行役員ですよ。スゴすぎます(笑)。自分の送っている平凡な人生に劣等感を禁じえませんでした。

本記事では、そのスゴいキャリアを切り開いたコツのようなものが書かれているので、紹介したいと思います。

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詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、石田さんの仕事術をまとまると以下の4点に集約できます。

①スキマ時間の有効活用
②昇進意欲を持たない
③無理をしない範囲で振り返る
④とにかくやってみる

 

僕が特に膝を打ったのは、2点目の「昇進意欲を持たない」という部分。

昇進意欲の強い人は、ミスを叱責されると「自分が否定された」「道が断たれた」と思い込み、めちゃくちゃ落ち込んでしまう傾向にあると。

まーあるあるですよね。それで、言い訳したり、他人のせいにしたりするヤツ。

これ、客観的に見ると非常にカッコ悪いし、人事評価的にも逆効果なんですよね。

 

一方、石田さんは昇進したいとかすごいキャリアを歩みたいということは全然思っておらず、あくまで自分が居心地よく働ければOKと思って仕事をされている。

だから、怒られても「ああ、おっしゃる通りですね」「指摘されたところを改善しよう」と素直に受け入れることができると。なるほど。

これ、上司や先輩から見たらとても気持ちがいい部下・後輩像ですよね。

逆説的ですが、だからこそ良い評価につながるということなのでしょう。

 

がんばっても報われないこともあるし、がんばらなくても報われることもあるというのが世の常なので、あまりガツガツせずに石田さんのようなメンタルで仕事と向き合うのがいいのではないでしょうか。

 

その他にも、「コーヒーを待つ間も仕事する」「“たまにはのんびりしたい”という感覚がない」とホリエモンばりの多動力を発揮していたり、落ち込まないための自分なりのメンタル術を持っていたりするようだ。

 

ちなみにこの方は自身のこうした能力を「凡庸力」と読んでいるらしい。

いやいや、全然凡庸じゃないですけどね(笑)。

 

ここからは話が脱線しますが、サイバーエージェントといえば、ノリ、ハードワーク、忠誠心が求められるなど、ある種の宗教的な社風で有名です。

一方、ネット上の情報で年収を調べると、あまり年収が高くないんですよね。

これって、藤田社長が非常に上手く「やりがい搾取」の環境を作り上げていますよね(言い方は悪いですが)。

そんな宗教的団結が強さにつながっているところは間違いないのでしょうが、公私を明確に峻別し、仕事は最低限(その範囲内で昇給・昇格を目指す)と割り切りたい僕には絶対働けない会社だなあ・・と思いました。

こういう企業でバリバリ働ける人を心底羨ましくは思いますけどね(皮肉ではありません)。でも、僕には無理なので、今のお堅い日系大企業で、仕事は適度にやっていけばいいなと思っています。

 

おしまい

 

 

書評『あやうく一生懸命生きるところだった』

今日の書評は、某地方都市の本屋で時間を潰していた時に、平積みにされていて見つけたこちらの本。 

 

あやうく一生懸命生きるところだった

『あやうく一生懸命生きるところだった』

★★★☆☆

 

なかなかキャッチーなタイトルで、アマゾンでも500近いレビューが付いていたので、Kindle版を購入。今朝早くに目が覚めたので、午前中に一気読みした。

 

本書のメッセージは「競争社会に疲れた現代人に、自分らしく生きるきっかけを与える」といった感じで、一見ありがちなエッセイ。

著者のハ・ワン氏(韓国人)は、執筆当時40歳のニート大学受験で3浪したり、大学卒業後にも3年間やりたいこと探し(という名のほぼニート)をしたりと、なかなかのクズっぷり(笑)。その後、知人のコネで就職し、しばらく働いていたが、ある日冴えない人生にやりきれなくなり、ノープランで会社を辞める。以降、ごろごろと愚痴を言ってはビールを飲むことだけが日課になっている、というバックグラウンドの方。

 

読後の感想としては、今現在ガッツリ鬱な人とか、とにかく力を抜きたい人には救いになる本かもしれない。

 

特に、共感できた点を箇条書きにすると、

・努力は必ずしも報われない(だから精神論は無駄)
・やる気がなくても仕事はできる(だから、やる気ないなりに仕事をこなせばいい)
・賢い人生にはストップ・ロス(損切り)が大事
・ひとりの時間が大事
・他人と比べるのは愚か(たかだかドングリの背比べ)
・何事にも期待しない(そしたら、毎日がラッキーの連続)

と、まあこの手の自己肯定感上げ系の本に書かれている要素は満たされていたように思う。

 

一方、「つまらない毎日」や「歳を取ること」を無条件で受け入れようとする態度など、向上心が著者から感じられないのが残念だった。

どれだけ今恵まれない環境であっても、何も目標のない人生なんてつまんないじゃんって思う。

 

本書は、

①ありのままの自分を受け入れる

②よりよい自分を目指す

という理想的なプロセスのうち、①の段階で完全に満足してしまっている印象なんですよね。

だから、もう今どうしようもなく落ち込んでいる人は、とりあえず本書をトランキライザー精神安定剤)的に読んで安心したらいいかなーと思う。

しかし、僕のように反骨心強めの男子には物足りないかも。

まあ、本なんて自分の共感できるとこだけ都合よくエッセンスを抜き取ればいいと思いますよ。

 

にしても、この著者に限らず韓国人著者の「自分らしく生きよう」系の本が多くてびっくりであった。

日本以上に同調圧力とか出世競争、見栄の張り合いが強いのだろうか。

 

私は私のままで生きることにした

 

死にたいけどトッポッキは食べたい

  

おしまい

 

 

Kindleのセール商品を漁るという至高の暇つぶし

昔からの日課ですが、時間がある時にKindleストアのセール商品をひたすら漁るのが至高の暇つぶしになっています。

一度読んだ本や斜め読みしたい本をスピード感を持って読むなら紙の本に軍配が上がりますが、Kindleであれば、数百冊を一元管理できるのと、基本的に紙の本より最低でも1割以上安い値段で購入できるので、図表が多くない本についてはKindleで買うようにしています。

今日はKindleのセール本の探し方について話をしたいと思います。

 

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関連記事:Kindleのメリットとデメリットをまとめてみた

 

Kindleストアのセール本の探し方

ご存じの方も多いかと思いますが、アマゾンのKindleストアのセール本の簡単な探し方をお伝えします(スマホ操作前提です)。

 

まず、アマゾンのトップページから、「Kindle本&電子書籍リーダー」カテゴリを選択、さらに「Kindle本」を選び、「セール&キャンペーン」をクリックします。

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右上の検索画面に何も入れずにそのまま虫眼鏡をクリックします。

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そうすると、現在セール中の商品がすべて表示されます。

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今お得になっている商品がこれで全部見れます。

僕は定期的に全ページめくりますが(笑)、自分の気になるワードに絞って検索をかけてもOKです。ちなみに2/12現在では、2255商品あります。しっかり売れ筋順に並んでいると思われるので、最初の10ページくらいに絞って閲覧してみるのもいいかもしれません。

 

ほしいものリストにぶちこんで定期的に確認

Kindleストアでは、極めて様々なセールを一年中やっています。

日替わりセール、月替わりセール、ジャンルごとのセール(ビジネス書キャンペーンなど)、出版社ごとのキャンペーンなどなど。

Kindleを使い始めてもうすぐ3年になりますが、「定価で買うのはもったいない」という感覚があります。

なぜかと言うと、何か月か待っていると、高確率で何かしらのセールやキャンペーンで割引になるからです。

定価で買った直後にセールで売られているのを見たりすると、非常に悔しい気分になります。

とはいえ、気になる商品のすべてを常にチェックするわけにはいかないでしょう。

そこで、「ほしいものリスト」にぶちこんでおけば、気になる商品が一覧で表示され、リストに入れた時より、現在いくら割引になっているかが確認できます。

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定期的にこのリストを確認すれば、セールで安くなった時に買うことができるというわけです。

 

小さなお得で幸福感を得る

僕は根が貧乏性なので、割引されている商品を買うととてもトクをした気分になります。

1200円の商品を1000円で買ったところで、生活が劇的に変わるということはないでしょう。

だけど、やっぱり100円・200円の世界だって得したら嬉しいじゃないですか。

高い物を買わなくても、こうした小さなお得感を頻繁に味わうことで、コスパよく幸福感が得られると思うんですよね。

Kindle本のセール買いは、そうした小さなお得感を得る非常に身近な方法だと思います。

 

おしまい

 

 

美人エステティシャン即

久々の新規アポ、大勝利しました。

月に1人くらいは新規で即っておかないと、一気に既存さんが脱落したときにセック◯不足に陥るので、20日ぶりくらいに即れてよかったです。

 

スペック・事前情報

〈スペック〉
職業:エステティシャン
年齢:33歳
きっかけ:アプリ(Pairs)
タイプ:白ギャル
スタイル:155センチ、細め
スト値:7
経費:8500円

 

久々のスト高案件。

このご時世に「ぜひ飲みましょう」と言ってくる飛んでる女子。

モラルが低いほうが、性的にもユルいのだ。

事前にたくさん飲むことは確認済で、アポの前日も新宿で友達と飲んでいたとのこと(笑)。

年末年始にマッチングしていたが、お互い翌日休みの日を狙っているうちに、このタイミングとなった。

アポは準備が9割である。

20時以降もやっている店のリサーチを事前に行い、1500円飲み放題の大衆居酒屋を見つける。このご時世にありがたい店である。

個室ではないので、店内ではハンドテストが限界。店の外に出てから一気にギラつく算段だ。できれば二次会なしで、電車で移動して経費を抑えたい。

 

アポ当日

現れたのは、写真よりだいぶ美人の、どストライクゾーンの子。

写真は黒ギャル系だったが、実物は白ギャル系(僕の大好物(^q^))。

久々の美人で、開始直後はやや尻込みしていたが、「もっと美人を何回も抱いてきたのだ」と自分を鼓舞。

ブスで練習してきたトークをそのまま再現したらいいのだ。

住んでる場所、出身地、仕事内容など一通りの情報を交換し、恋愛トークへ遷移。

 

・彼氏はもう3年いないが、セフレはいた

とのこと。

向こうから下ネタを振ってくるなど、性に奔放な感じである。

ちなみに、トイレに行くときにカバンを持っていかなかったので、女の子の日ではないということだ。

今日なんとしてでも決めたい。

 

トークはバッチリ決まり、 

・一匹狼さん、話上手ですね

・一匹狼さんの肌すごいキレイ

・今日、めちゃくちゃ楽しい!

など、IOIを確認。

スト高相手にこう言われるととても嬉しい。

 

あー顔が熱くなってきた!

今日は終電まで飲みましょ~(*^^*)

と、終電を調べ始める。 

一軒目を終わってまだ22時。

あと2時間弱時間あり。

 

この日は苦手な日本酒を付き合いで飲んでしまったので、酔いがかなり回っていた。

ハンドテストをする前に店のエレベーターでDキスをかますという失態を犯す。

 

幸いグダはなかったものの、

一匹狼くん、我慢できなそうな感じだね(笑)

と性欲満開なのが相手に伝わり、やや警戒されてしまう。

 

とりあえず、今日はもう一軒飲みに行って解散しよ?

と諭される。

こうなったら、終電を逃して物理的に帰れなくするしか方法はない。

 

しかし、2軒目がどこも満席でなかなか入れず、微妙な雰囲気が流れ始める。

 

今日は帰ろうか?

と歩き疲れた様子。

 

もう一件だけ覗いてみよ

と粘った末、やっているお店を見つける。

 

ゆっくり2杯飲んで、23時40分。

お互いの終電の時刻が過ぎた。

 

とりあえず、うちに帰ろう。

今日はやらないよ?やったら最後だよ?約束できる?

と迫られる。

とりあえず、家に連れていってから勝負したらいい。

 

もちろん。

 

駅まで歩いていくのは面倒とのことで、タクシーで一匹狼邸へ移動。

到着後はなんだかんだノーグダ。

 

即! 

 

感想

けっこう遊んでたみたいで、フェラーリがめちゃくちゃうまい&エロい。

そして、やっぱり美人とのセックスは気持ちがいい(脳ミソから出てくる物質が5割増だ)。

美人はキープするのがなかなか難しいが、セックスもうまいし、なんとかして既存さん化したい案件だ。非モテコミットしないように気をつけたい。

ちなみに、やったら終わりと言ってたのに、

「あー、めっちゃ楽しかった!また飲も!」

とLINEがきている。

 スト高を即ったときの達成感はやはりひとしおなので、既存さんが潤沢にいる間は、美人相手のアポをガンガン組んで、美人の既存さん作りを狙っていくのもアリかもしれない。

 

おしまい

 

 

日本型雇用システムの攻略法

本ブログの大きなテーマの一つが、日本型雇用システムを攻略することです。

日本型雇用システムとはすなわち、終身雇用・年功序列・企業内労働組合のいわゆる「3種の神器」を中心とした日本企業にみられる固有の雇用システムを指します。この3つの仕組みをちゃんと理解して、ローリスク・ハイリターンの人生を送りましょう。

 

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日本型雇用システムとは

終身雇用は、ご存知の通り、業績悪化により倒産しないかぎり、社員を定年まで雇用するという日本の雇用慣行です。

年功序列(賃金)は、勤続年数に応じて、役職・賃金を(ほぼ自動的に)上昇させる人事制度のことです。一定の年次(例えば勤続10年)までは、横並びで昇級・昇格し、 勤続年数が長くなると評価によって差がつくという運用をしている会社が多いようです。

企業内労働組合は、メンバーがその企業の社員だけで構成されている労働組合のことです。海外では、同じ職業や産業の人たちが集まって作る「職業別労働組合」「産業別労働組合」が一般的です。企業内労働組合の場合、労働組合の幹部も会社の社員なので、自身の立場が終身雇用と年功序列に裏打ちされている(しかも労働組合幹部には非常によい次のポストが準備されていることが多い)ので、企業側と労働組合が対立せず、組合側の要求が通りにくいという性質があります。

 

日本型雇用システムはネズミ講

さて、終身雇用と年功序列はセットです。年功序列賃金下では、若い頃は会社への貢献より遥かに少ない給料で我慢させ、そのあなたの我慢分が中高年社員の給料に回っています。あなたが日系大企業に入ったなら、何もしないおじさんが「次長」という肩書きで年収1000万をもらっていることに不満を感じたかもしれません。あなたは「君も10年我慢したらラクになるよ」と上司や先輩から耳打ちされます。

こうした仕組みは、終身雇用(長期雇用)を前提にしないと、成り立ちません。若い頃に少ない給料で働いた会社に対する「貸金」を、ある日突然解雇されてしまっては回収できなくなってしまうからです。

しかし、この日本型雇用システムには大きな欠点があります。それは、年功序列に応じたポストを会社が準備しないといけないところです。たとえば、30歳で主任、35歳で係長、40歳で課長という年功序列モデルを示しているのであれば、それに見合ったポストが必要になります。

日本経済が右肩上がりで成長していた高度経済成長期という特殊な時代には、会社の規模も拡大していたので、この仕組みは非常に上手くワークしたのですが、それを支えられるだけの好業績がなければ到底続けられるものではないのです。

だから、以前は、年功序列賃金を期待して「社畜」になることを受け入れることについて、社員側にも一定のメリットがあったわけですが、このネズミ講」的な仕組みはとっくに破綻しています。大企業の一つの部署に「次長」や「課長」が山ほどいるのはそれを表しているのです。そして、このポストが空かない限り(=彼らが定年や出向でいなくならない限り)、僕らは次長や課長にはなれません。

 

これからの日本型雇用システムの攻略法

以上を前提にこれからの僕たちの賢い生き方を示します。

まず、先ほど述べたように、多くの企業で一定程度(5年目・10年目など)まで一律に昇給・昇格するポイントがあると思います。そこまでは我慢して人並みに労働を提供します。これは、リターンがほぼ確約されているため、悪くないトレードと言えるでしょう。

実力主義のポイントに到達したら、掌を返したように早く帰る社員に変貌します。周囲は驚くと思いますが、労働法・労働組合(それが形式的なものだとしても)の手前、企業は簡単にあなたを降格させたり、給料を下げたりすることはできません。

早く帰るために、業務の処理スピードを上げます。ストレスなく定時までに処理できるよう業務に通じましょう。注意点としては、あくまでプレイヤーで居続けた方がいいということです。マネージャー(管理職)になると、部下の管理や育成に時間を割かれることになります。

また、転勤や人事異動は極力回避します。別の所属に異動したら、それまでの積み上げはリセットされ、再び早く帰れるようになるまで、業務を覚えていかなくてはいけません。上司にあなたが転勤したら困ると思わせるために、自分にしかできない業務をいくつかもっておくといいでしょう。

あとは、定時に帰り血眼でひたすら勉強します。副業をやります。ビジネスを起こします。会社と自分の人生を段々と切り離していき、会社とそれなりに距離をとって働きます。会社からの給料は「ベーシックインカム程度に割り切っておけばいいのです。手を抜いても給料が下がらない環境であれば会社を辞めるのはもったいないと思います。

「報われない社畜」に陥らないようにするためには、自分が今勤めている会社への依存度をできるだけ少なくしておく必要があります。「この会社をクビになったら路頭に迷う」 というような意識があると、当然ながら精神衛生上望ましくありません。

しかし、転勤を回避して積み上げてきたあなたのスキルはスペシャルなものになっているはずですし、家で血眼で築いてきた副業・ビジネスも間違いなくスペシャルのはずです。

スペシャリストは従来の総合職(ゼネラリスト)と違い、会社を辞めても同じ専門分野で転職したり、フリーランスになって仕事を続けることができます。

とはいえ、一番はサラリーマン+自身のビジネス(副業)だと思います。これが、攻守で最強だからです。可能な限りしがみつく(依存ではない)のがいいでしょう。

 

おしまい

 

 

自分が好きなことを他人のために書く

ブログを初めてもうすぐ丸3年になる。自分が好きなことを書く行為はとても楽しいが、それが他人のためになるとさらに嬉しいと思って毎日書いている。

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元々リアル世界で理不尽に干されて(僕にも多少の原因はあるのだが)、サラリーマンがイヤになったのが、ネットの世界で発信を始めた理由だった。それまで朝から晩まで馬車馬のように働いていた僕のサラリーマン生活はあっけない終わり方をした。

いまだに勤め先を強力に憎んでいるので、そのモチベーションは消えることはない。だから、同時期に始めた人間の99%が更新をストップしても、僕は淡々と毎日書き続ける。そんなに嫌いな職場を退職しないのは、単に仕事がラク&給料がいいからという非常にシンプルな理由だ。

 

減点主義のサラリーマン社会

日本は今のところ表向きは終身雇用を謳っているので、新卒で入社すると約40年間同じコミュニティに所属するわけだ。ここでは一度立った悪評(あいつは仕事ができない、あいつは酒癖が悪い、あいつは●●部時代にパワハラで部下に訴えられている等)は一生付いて消えることがない。

だから、こうした閉鎖的な空間では、目立つことをしない・リスクを取らないという戦術が定石なのだ。サラリーマン社会は減点主義だということを知らない僕は、若いうちにリスクを取りにいってしまい、サラリーマン生活は敢え無くジ・エンドとなった。権力者と争ってはならないのだ。たとえそれが正論でも。

おそらく、僕が歳を重ねる頃には定年はまず間違いなく70歳になっているだろう。最初の10年そこらで出世できないことが決まってしまった僕は、会社にあと40年近くしがみつくだけの惨めな思いはしたくなかった。そこでネットの世界に救いを見出したわけである。

 

加点主義のネット社会

ネット社会では、サラリーマン社会と違い、誰とでも自由に気軽につながることができる。つながるのも自由なら離れるのも自由だ。「なんだ、こいつのブログ全然おもしろくねえじゃん」と思われて心無いコメントをされても、それが一生涯付いて回ることはまずない。

こうした開放的な空間では、サラリーマン世界では禁忌とされていた、大胆に挑戦して、差別化を図る戦略が有効となる。

だから、僕は試行錯誤しながら、面白い記事を書く挑戦する。ツイッターで毎日攻めたツイートもする。悪評はいつでもリセットできるからだ。

1日5PVしかないような泡沫ブログ時代も、悪評を恐れずに乗り越えることができた。これがサラリーマンの世界では、他人の目が怖くて慣れない文章の発表などできた気がしない。

 

僕はギブ&ギブをし続ける

情報と人脈はタダで与えられると言われる。残念ながら、相手に喜んでもらえるような人脈を僕はまだ持っていない。だから、必然的に今提供できるのは情報だけだ。ギブ&ギブの精神でブログを書き続けたい。

ブログの素晴らしいところは、仕事と違って自分のやりたくないことをする必要がないところだ。自分の好きなことだけ好きなように書いていればいい。

それを通じて、読者の方に喜んでいただけたらもちろん嬉しいので、出し惜しみせずに僕の得意分野である金・女・健康の情報を書いていけたらと思っている(女の開拓は最近サボっているけど・・)。

そして、もう一歩進んで、皆さんも発信者になってしまうことも提案する。「書く」という行為には、それ自体に不思議と癒やしのような効果がある。だから面白い文書なんて書けないと思っても、まずは発信を始めてみるといい。今は無料のブログサービスもたくさんある。失敗したっていい。悪評はすぐに消せるのだから。

 

おしまい

 

 

書評『ひとりで生きていく』

昨年末から個人的にハマっている芸人ヒロシの『ひとりで生きていく』を読了しました。孤独を愛する僕にとって、共感できるところだらけの素晴らしい一冊でしたので、久々に書評を書きたいと思います。

 

ひとりで生きていく

 

本書は、タイトルのとおり「ひとりで生きる」ことをテーマに書かれています。「人間関係こそ最も面倒なもの」とまで言い切る著者が、約50年間の人生を振り返り、少年時代や芸人時代の苦悩から、やがてひとりが一番と悟り、ひとりぼっちの人生を謳歌する現在に至るまでのいろいろなエピソードが綴られています。

周りの人間と一緒にいることに居心地の悪いものを感じているのに、「友達がいない寂しい奴」という目で見られることを恐れ、無理やり集団に入れてもらう努力をしていた。そんな少年時代の自分に読ませたい本だと思いました。あの精神をすり減らしていた日々よ・・。

本当は一人が好きなのに、周囲の同調圧力を感じて一人になりきれない人は、ぜひ手に取ってほしいと思います。

 

内容は、1章から4章まで、それぞれ人間関係についての考察・他人との距離の取り方・一人で死ぬためのお金の貯め方・ひとりを謳歌するための趣味の探し方、等がテーマになっています。

前半の1章と2章が特に秀逸で、この2つの章にほぼ本書の魅力は語り尽くされていると言ってもいいと思います。

よくあることですが、一冊ビジネス書の文字数は大体決まっているので、編集の関係で後半は無理やり埋めた感が若干漂っています(内容も薄め)。

最期はおっぱいを吸いながら死にたいとか、かなりつまらない話も出てきます。

 

いくつか印象に残ったフレーズを引用しておきます。

僕のように群れることができずに、ひとりで生きる選択をした者は、誰にも寄生することなく、常に固定させない人間関係の中で生きていくのが大事だ。(04 できないならば中途半端に群れない)

比べる対象がない環境作りこそ大事だ。(10 惨めな場所にいるとよからぬ「一発屋」になる危険も) 

ひとりで生きる人は、できることなら、味方を作ることよりも敵を作らないことを心がけよう。(13 無駄な敵は作らないようにしよう)

ひとりで自由に生きるには、周囲と適度な距離感を保つ必要がある。密接に人とつながった環境にいれば、影響を受けてしまうのは当たり前だ。(14 大人なんだから尖っていても構わない)

「基本ひとり」と決める。そうすれば、ひとりぼっちで不安になることはない。(15 ひとりぼっちがいちばんラク

 

おそらくアラサー以上の世代は「ヒロシです」の一発屋のイメージが強すぎて、ソロキャンプYouTuberとして復活している姿など知らない人も多いかと思います(実際僕もそうでした)。

本書を読めば、狭くて上下関係も厳しいはずの芸人時代も、徹底して先輩芸人に媚びず、一人を貫いていたエピソードなどを見ると、さぞかし大変だったろうなーと当時の彼を想像するとともに、一介のサラリーマンの自分など、いくらでも自分を貫けるなーと改めて自分に誓った次第です。

集団生活に馴染めず悩んでいる人は、とにかく本書を読んでみましょう。「ひとりで生きるのは罪でもなんでもない」と本書から勇気やエネルギーをもらうともに、前向きなぼっちへの第一歩が踏み出せるのではないかと思います。

 

ひとりで生きていく

 

おしまい