今日も雑記を。
左遷されてから、人生が何倍も楽しくなった。
左遷されたことについて書いた記事↓alonewolf-memorandum.hatenablog.com
これは、決して負け惜しみではない。
どう考えても左遷前よりも楽しい人生になっている。
社内政治としがらみだらけの本社管理部門から、一日じゅう自由に動けるルート営業に立場が変わった。
ルート営業は顧客との関係を新たに作る必要がなく、既存顧客を回る仕事である。
清潔感ある身だしなみと当たり前のマナーがあれば誰でもできる。
正直、むちゃくちゃ楽だ。
僕の場合、新幹線・特急電車・車での移動時間が一日平均3~4時間程度あるため、
その間、本読み放題、オーディオブック聞き放題、ブログ書き放題、出会い系アプリやり放題 etc.
自分の好きなことがやり放題なのである。
(移動中に業務外の好きなことをしていいことは上司のお墨付きを得ている)
かつては午前様もしばしばだった勤務時間、今や遅くとも19時半には上がれるようになった。
これで異動前と職位も給与も変わらないなんて、天国は実在するのか。
ネックは今後の昇進や昇給がもはや見込めないということである笑。
当社は一度コケるともう二度と這いあがれないシステムになっているからだ。
エリートコースと言われる場所で生きるか死ぬかの狭間で働いている同期は、
「あいつは終わった」と親切に僕の噂してくれているようだ。
ありがとう。
僕本人は、現状でもまったく生活には困らない給与水準であるため、
今のように自由な時間を与えてくれるなら、これ以上の給与は一切不要である。
これは本当に負け惜しみではない。
幸い、どんなに仕事ができなくても当社には降格や減給は余程のことをしない限りはない。
僕は楽園のような環境に置かれているのだ。
ちなみに、給与には「限界効用逓減の法則」が働くという。
「限界効用逓減の法則」とは何か。
よくビールが例に挙げられる。
暑い日に喉がカラカラに渇いたときに飲むビールの最初のひと口ほど美味しいものはないだろう。
しかし、2杯目、3杯目とお代わりするにつれ、美味しさは減っていく。
そして、やがて惰性で飲むだけになってしまう。
このケースで言うと、ビールの美味しさのことを「効用」という。
ビールを1口目から2口目、1杯目から2杯目と追加したときの美味しさ(=効用)の変化が「限界効用」である。
ビールを飲めば飲むほど効用は減っていく、これが「限界効用の逓減」である。
限界効用の逓減は、あらゆるものに当てはまる。
嬉しいことも悲しいことにもいずれ慣れてしまうという、ヒトの心理にもとづく普遍的な法則だからである。
もちろんお金(=給与)も例外ではない。
月給10万円のパート社員が、「来月から1万円アップで11万円にしてやる」と言われたら、ものすごく嬉しいだろう。
それに対して月給100万円のサラリーマンが101万円になったとしても、何とも思わない可能性が高い。
給与について、この法則が働き始めるのは、諸説あるが、年収700万~900万のゾーンと言われている(※)。
※橘玲先生は上述の著書で800万円、ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン教授は7万5000ドル(約830万円)としている
加えて、「ハーズバーグの動機付け・衛生理論」というものを紹介する。
これは、アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱したもので、
「仕事における満足と不満足を引き起こす要因」に関する理論だ。
同理論では、人間が仕事に満足感を感じる要因と不満足を感じる要因は全く別物であると主張する。
不満要因(=衛生要因)をいくら取り除いても、不満足感を減少させる効果しかなく、
仕事の満足感を引き出すには別のアプローチ(「動機付け要因」)が必要としている。
面白いことに給与は同理論では「衛生要因」とされている。
つまり、給与は低ければ不満足の要因にこそなれ、高くても満足感を引き出すことはできないのである。
結論、給与は一定の額を超えたら、後は自分のやりたいことだけやって好きなように生きるのが一番幸せということになろう。
もはや昇給や昇格は僕のモチベーションにはなっていない。
今の僕は好きな本を好きなだけ読み、家に帰ったらブログを書き、
土日は某オンラインサロンに投稿し、空いた時間で女の子とデートする、
とかつてできなかったことを存分に満喫できている。
今、自分にとって「生き方改革」をするチャンスが来ていると思っている。
このチャンスをしっかり能動的に生かし、とにかく行動しようと思う。