一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

持たざる者は最強という話(マイカー編)

先日、人生の高い買い物についての記事を書いた。

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

 

 

同記事で紹介したランキングを再掲するので改めて確認を。

 

<人生で高い買い物ランキング>

1位 家 約5,700万円

※物件価格3,000万(新築マンション)、ローン金利・諸費用・税金等含む

2位 車 約3,000万円

ヴィッツクラスの車を5年に一度買い替えて50年間乗ったケース、維持費含む

3位 子供教育費 約1,500万円

※生活費除く(生活費入れると+1,500万)

4位 生命保険料 約1,300万円

 

 

本日は、ランキングで見事2位を獲得した「車」について見解を書く。

 

紹介した以前の記事では、トヨタヴィッツクラスを50年間乗り続けるケースの試算をした。

それでも総費用は約3,000万円である。

さらに高級車を乗り続けることを想定するとさらに数千万円上積みされることは間違いない。

 

結論、僕は車も持つ必要はないと思っている。

いや、家以上に不要な持ち物だと考えている。

僕だけでなく、実際「若者のクルマ離れ」と言われて久しい。

今の時代、レンタカーやカーシェアなど、好きな時に好きな分だけ使えるサービスの恩恵を享受することができるからだ。

ちなみに、僕は興味はないけれど、昔ほど車を持つことが社会的ステータスにもならないとも聞く。

 

 

さて、今日は車を購入・レンタカー・カーシェアした場合の年間維持費について考えてみることにする。

なお、地方暮らしの場合は車必須なことは間違いないので、今回の議論の対象とはしない。

(実際に転勤で某地方都市で暮らしていた際は、毎日車を利用していた。電車とバスだけだとかなり不便。)

地方では駐車場の料金も安く固定費も抑えられるので、車を保有することがそこまでデメリットとならないし、逆にレンタカーやカーシェアのサービスの提供も限定的で使い勝手が悪い。

あくまで、東京・大阪・名古屋など電車などの公共交通機関が発達している地域という前提で話す。

 

では仮に、週に一回、週末にレジャー使用する程度の頻度だった場合、どのくらい年間の維持コストに違いが出てくるのだろうか。

車にそこまで拘りのない平均的な若者という前提で、今回もヴィッツで比較してみる。

 

 

 

 

1.マイカーを保有し続ける場合

 

車両本体価格 300,000円(=5年買換えの前提。150万円(総額)÷5年)

自動車税 30,000円

自動車保険 40,000円

ガソリン代 30,000円(年間3,000キロ走行、ヴィッツ 1.3 Fの実燃費15.5km/L)

3,000÷15.5=12.9L×150円=29,032円

車検代 20,000円(=5年買換えの前提。10万(1回)÷5年。)

駐車場代 240,000円(20,000円/月)

合計 660,000円

 

 

2.レンタカー利用の場合

 

基本レンタル代金 259,200円(5,400円×48回) 

トヨタレンタカーの12時間利用(最安プラン)を選択

ガソリン代 30,000円(年間3,000キロ走行、ヴィッツ 1.3 Fの実燃費15.5km/L)

3,000÷15.5=12.9L×150円=29,032円

※距離精算を選択。マイカ保有の場合と同様の計算

合計 約290,000円

 

 

3.カーシェア利用の場合

 

基本料金 12,360円(月額1,030円×12ヵ月)

時間料金(ガソリン代含む) 192,960円(4,020円×48回)

※6時間パックを利用

合計 約200,000円

 

 

 

 

見てのとおり、レンタカー利用の場合はマイカ保有の半分、カーシェアを利用すればマイカ保有の1/3程度に抑えることができる。

しかもこれはあくまで毎週1回必ず利用した場合で計算している。

今の時代、必ず毎週ドライブに行くという都市圏に住む若者は多くないと思う。

月2回ということになればレンタカーであれば年間15万程度になるし、カーシェアであれば年間10万程度の料金となる。

月1回であれば、それぞれさらに半分程度の経費となる。

 

逆に、マイカー利用の場合は何回乗ろうと乗るまいと、車両本体価格や駐車場料金などの固定費がかかってくる一方、従量的に加算されるのはガソリン代だけであるため、週数回以上乗るのであればマイカーが断然得ということになろう。

 

少なくとも東京に住んでいて電車通勤しているであれば、間違いなく車はいらないと僕は思う。

参考になっただろうか。