一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

「いつでも転職できる」という自信が最高のパフォーマンスにつながる

相手が異性にしろ会社にしろ、1つに依存していると、人間は弱い立場に追い込まれます。

 

男だったら、常に複数の女性を追いかけていれば、女性の不当な要求に躊躇なくノーと言えますし、自分の都合を優先して行動することができます。

 

これは会社に対しても同じことが言えるのではないかと最近感じている次第です。

今所属している会社内の立場・役職ではなく、客観的な視点から自分の長所や価値を確認することは非常に重要なことだと思います。

会社内の出世競争に没頭し、日々の業務に追われている状況だとなかなかできないことだと思うので、日々意識するようにしています。

「同期の誰が一番」だとか「自分が一年遅れてしまった」だとか「◯◯常務の派閥が今一番勢いがある」とかそういう自社内のせまーい(そして極めてくだらない)話ではなく、全世界のサラリーマンに一斉に点数をつけた場合に自分はどういう評価をされるかというもっと大きな目線を持とうという話です。

 

そして、昨日書いたように「いつでも転職できる準備をしておくこと」は、自分の客観的な価値を見極めるだけでなく、自分がこの先目指す分野、伸びそうな業界を見極めることにもつながるのではないでしょうか。

今いる会社にこだわるのではなく、今後稼げる・成長していくと判断できる会社を見つけたら、そういう会社と手を組んでいけばいいんです。

 

僕のように1つの会社に長くいると、どうしても今の会社と雇用契約を結んで仕事の対価として給与を受け取っているにすぎないという事実が見えにくくなります 。

会社が自分の生活の一部みたいな感覚に陥りがちなんですね。

僕が勤めているような仲間意識の強い古い体質の日経大企業ならなおさらでしょう。

みんな自社マンセーなのは実に笑えます。

飲み会で社歌とか歌いはじめますからねぇ。

だからこそ、感覚を麻痺させずに会社の外に目を向け、自分の価値をつねに確認しておくことが大事になってくると思っています。

 

会社という枠から一歩外に出たところで、自分にはこんな価値があるのだと実感すると、会社に対する依存心がなくなります。

その価値は些細なことで構わないと思います。

僕で言えば知らない人とすぐ仲良くなれるとか(ナンパのおかげ)、情報のアウトプットを継続的に行っていてネットである程度PVを稼げるとか(ナンパブログのおかげ)、そんなレベルからでいいので自分の得意なことを探してみるといいと思います。

 

視野を広くしておくと、「今の会社を辞めたら仕事がない」という思いこみがなくなり、会社と程よい距離感で対等に付き合うことができます。

そして「いつでも転職できる」と思えば、社内政治に精を出して上司の顔色ばかり伺うのではなく、自分の正しいと思ったことを主張できるようになります。

 

実際転職したことのない自分が言うのもなんですが、「いざとなったらいつでも辞める」という覚悟と開き直りを持って仕事をすることで、はじめて最高のパフォーマンスを発揮することができるのはないでしょうか。

こんな気付きが得られたのも左遷を経験したおかげなんですよねぇ。

人生について考える時間が有り余っていてありがたい限りです。 

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おしまい