一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

J-POPのおかげで非モテをこじらせた話

実際にたくさんの女の行動を目の当たりにすればするほど、世間に広まっている恋愛に関する常識は、すべて根本的に間違っていることを確信した 。恋愛ドラマやJ-POPの歌詞、それに女の恋愛コラムニストがご親切にも、こうしたら女の子にモテますよ、と僕たちに教えてくれることの反対をするのが大体において正しかった。

 

この一節はかの有名な恋愛工学生のバイブル『僕は愛を証明しようと思う』の一節である。

 

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

 

20代前半までの僕は、とにかく女性に対しては誠実に真摯に丁寧に向き合うことがモテる秘訣だと考えていた。

 

大学1年の夏にこんなことがあった。

 

今日お兄ちゃんが家にいなくて寂しいからうちに来ない〜?

急に新歓だけ行ったサークルのめっちゃかわいい先輩から土曜日の夜7時頃にこんな連絡が来たのだ。

 

でも僕は行かなかった。

僕には彼女がいるし、付き合ってもいない女性の家に行くのは不純だ。

しかも、母ちゃんがもう晩ごはんの支度してるしな。

 

 

こうして、セック◯できるはずの歳上のかわいい先輩の誘いをいとも簡単に自ら断ち切ってしまうほどの、ガンジーも助走つけて殴りに来るレベルのアホだったのである。

 

おそらく兄がいないというのは適当な嘘で、この日先輩はとにかく僕とセック◯がしたかったのだと思われる。

この先輩は新歓の時からよく僕に絡んできて、そのサークルに行かなくなってからも頻繁にメールが来ていた。

しかし、非モテの僕のアンテナはそんな先輩の発信する一つ一つの言語的・非言語的メッセージに反応することはできず、チャンスをみすみす逃すことになった。

完全にこの一件で僕は非モテ認定されたようで、それから先輩から連絡がくることはなかった。

 

その後の非モテ奮闘記については初期の記事にまとめているのだが、そもそも非モテをこじらせたしまったのは少年時代に見聞きした恋愛ドラマとJ-POPの功罪が非常に大きいと思う。

 

今日は音楽の方に絞って話をするが、僕が少年の頃好んで聞いていたのはミスチルGLAYである。

特に『抱きしめたい』や『HOWEVER』は家で聞きながらクラスの好きな子を思い浮かべては歌詞を噛み締めていたのを思い出す。

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抱きしめたい 溢れるほどの
想いが こぼれてしまう前に
二人だけの 夢を胸に 歩いてゆこう
終わった恋の心の傷跡は 僕にあずけて

 

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絶え間なく注ぐ愛の名を 永遠と呼ぶ事ができたなら

言葉では伝える事が どうしてもできなかった
愛しさの意味を知る

あなたを幸せにしたい… 胸に宿る未来図を
悲しみの涙に濡らさぬ様 紡ぎ合い生きてる

 

こうした曲を聞くと今でもノスタルジーに駆られ懐かしい想いに浸ることができるのだが、テレビ以外にさしたる情報源もない少年一匹狼は、いとも簡単にJ-POPの思想に洗脳されてしまっていたのである。

よくよく考えるとこのJ-POPの世界観は、恋愛における女性から見た「こうあるべき」感、ある種のプロパガンダだったのである。

「三つ子の魂百まで」という言葉もあるように、幼い頃に慣れ親しんだ考え方は僕の身体にベットリと染み付いており、それらを完全に払拭するまで相当な年月を要することとなった。

 

 

逆に、モテる男の精神は洋楽のクラブミュージックから学べばいいのだ。

遊び人の考えは、J-POPとは真逆の思想だということがよく分かる。

原文の歌詞を読んでほしいので和訳を乗せることはしないが、曲調と動画だけでもなんとなく雰囲気は伝わるでしょう。

 

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Pitbull - Don't Stop The Party ft. TJR

とにかく「パーティを止めるな」と連呼する最高にアガるナンバー。

 

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Flo Rida - Wild Ones ft. Sia

クラブで女が男に「あなたを持ち帰ったらホームランね」と呼びかける歌詞でスタートするファンキーなナンバー。

 

 

他にも山ほどオススメのクラブミュージックがありますので、いつかまとめられたらいいなと思います。

ただ、通っていた時期が昔なので、全体的に懐かしい曲になると思いますが笑。

 

 

おしまい