今日もご紹介するのは海外の恋愛指南本。
その名も『抱けるナンパ術』。
一匹狼が何度も読み返している本の一つである。
以前、こちらの記事でも登場している。
関連記事:『抱けるナンパ術』に学ぶアルファ男の条件
抱けるナンパ術 ――出会いからベッドにいたるアルファ男の心得 (フェニックスシリーズ)
まずは、出版社の内容紹介を拝借。
本書では、ほぼすべての男が使えて、アレンジ可能な戦術を紹介していく。どの戦術も効果は実証ずみだが、そこに何をプラスするかは自分次第。好みの味つけで、自分にピッタリの戦術になるようにアレンジしてほしい。
現在のレベルや過去の失敗にとらわれず、ここからが新しいスタートだと思ってほしい。
<目次>
はじめに
第1ステージ ナンパ師の心得
自信は究極の武器/男には〝アルファ〟と〝ベータ〟がいる ほか
第2ステージ アプローチで女心をつかめ
振られることはすばらしい/モテる男のオーラの正体 ほか
第3ステージ デートからベッドまで
初デートではどうするか/ギアチェンジ ほか
第4ステージ セックスの前・中・後にやること
何回目のデートで抱くべきか?/セックス後の付き合い ほか
エンドゲーム 究極のモテ男とは?
芸は身をたすく/ナンパ道を極めれば、生きているだけでいい
付録 ナンパのヒント/ナンパ6カ条
本書は前回の書評でご紹介した『口説きの経典』と同じパンローリング社が出版。タイトルの通りとにかく「抱く」ことにプライオリティを置いており、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的発想で、セック◯できないならバッシバシ女子を損切りしていくのが印象的笑。
個人的には、モテる男の基本動作を『モテる技術』で学び、ナンパの基礎を『もう合コンに行くな』で学んでほしいと思っている。そういった入門書を読み終え、「ナンパするぞ!」とモチベーションが高まっている人のガソリンになるような本だと思う。
本書はとにかくセック◯を勝ち取るためにストイックであることを要求する。そして、特に女子に対するアプローチ(Aフェーズ)に非常に沢山のページを割いているのが特徴的。付録を除いた本編は紙の本で197ページ分あるが、そのうち実に107ページが「第2ステージ アプローチで女心をつかめ」なのである。
あくまで本書はいわゆる「即」を第一に目指しており、実は「第3章 デートからベッドまで」以降は「準即」となってしまったケースについての記載である。だから、あくまで大正義である「即」を目指すための指南に多くの紙面を使っているのだ。
ということで、とにかくセック◯ができなそうな女子は即切りするという姿勢で一貫している。いくつか引用するとこんな感じである。ここまでやってしまうと、少し粘ったら即れた女の子まで逃してしまうような気もするが。
・1分間という時間制限を付けているのに会話が続かなかったら即切り
・最初の30分で10秒以上の無音状態が続いたら即切り
・冗談に対してケンカ腰だったら即切り
・30分を超えても相手の反応が鈍く質問を返さない場合は即切り
また、ナンパ師として特に参考になる記載をいくつか引用しておく。
「外れ値」でみじめになるな
たまーにクラブなどで頭のおかしい女に頭をひっぱたかれたり、酒をかけられたりした。同様の経験がある人もいるかもしれないし、これからそういう経験をする日が来るかもしれない。そんな時「もうナンパやめようかな」とふと思うこともあるだろう。しかし、こんな外れ値(異常値)は気にする必要はない。
複雑な作戦をいくつも持つ必要はなし!
「数打ちゃ当たる」がベースの思想にあるので、場面に応じたアプローチ方法など考える必要はないと言っている。多すぎる選択肢は判断を鈍らせアプローチ数を減らす結果になるので、自分の中で万能なオープナーを一つ準備しておけばいいのだ。なるほど、そうしたらすべての女子に声をかけられる。作戦はシンプルがいいのだ。
ソロでアプローチしよう
ソロは自由だし、自信をもたらしてくれる。完全に同意。女の子に『友達はどこ?』と聞かれても、「俺は友達が一人もいないんだ」と堂々と答える。間違えても「ドタキャンされた」などと言わない。このセリフ、痺れますね。一匹狼の鑑。
ここまで読んで、著者はどんなバックグラウンドの人間か気になった人もいるだろう。もしかして、天性のナンパ師なのではないかと。安心して大丈夫だ。著者も非モテからネットの掲示板を見つけて一念発起した人物だ。我々となんら変わりない。
ということで、 ナンパのモチベーションを保ちたい人、とにかくたくさんの女性を抱きたい男性には必読の書かと。読むべし!
抱けるナンパ術 ――出会いからベッドにいたるアルファ男の心得 (フェニックスシリーズ)
おしまい