最近、住友商事の新入社員がOB訪問に来た女子大生に性的暴行を加えるという由々しき事件があった。
2月にも、似たような事件で大手ゼネコンの大林組の社員が逮捕されている。
今日言いたいことは簡単。
権力・立場を使って女子と話すな!
これに尽きる。
悲しいかな、僕の働く日系の大企業にもこういう輩がいっぱいいる。
キモい!
同性の僕から見てもすごいキモい。
無料のキャバクラじゃねえんだぞと。
先週金曜日は会社の歓迎会だった。
僕の勤める会社は残念ながら社風がいまだ昭和(平成も終わるのに)で、部長をはじめとした管理職の周りを若手社員で囲むという風習が残っている。(いつの時代やねん・・・)
さすがに部長は自身の立場をわかっており(だからこそ部長職まで上り詰めたのだろうが)、あまり大胆なことはしないのだが、次長・課長クラスの連中が、ここぞとばかりに上司という立場を使って女子にドヤるんですね。
若手社員は上司・先輩というだけで気を遣うし、つまらない話も表面的にはニコニコ聞いている。
会社という組織で部下は圧倒的に社内で弱い立場にあるからだ。
翌日以降の仕事を進めにくくなるような立場に誰も追いやられたくはない。
でもこれはあくまで、社内の上司・先輩と部下の関係があって初めて成立している状況だ。
男としての魅力が評価されたわけではない。
社会人たるもの、恋愛の舞台は社外に限る。
かくいう僕も非モテ全盛期は社内の同期・先輩に淡い恋心を抱いたこともあった。
告白などはしなかったので、幸い笑い者になることはなかったが・・
それにしても、社内恋愛はリスクが多きすぎる。
いろいろな例を見てきたが、社内恋愛がプラスに働くことはまずない。
イマイチ仕事のできない女(男もあるだろうが稀だろう)が、役員クラスと寝て役職を引き上げてもらうことくらいだろうか。
それ以外は、あいつはチャラいだとか仕事に精が出ていないだとか、あることないこと噂され、散々な目にあうことが多い。
社内恋愛と社内政治はいつの時代も最高の噂のネタになり、非常に過ごしにくい思いをすることになる。
社外に広がる恋愛市場では、東証一部上場企業の社員だろうと国家公務員だろうと高卒のヤンキーだろうと無職だろうと同じフィールドで戦うことになる。
銀座のコリドー街なら社名で少し下駄を履かせてもらえるかもしれないが、六本木や渋谷のクラブでは、社内のように女子は優しく接してくれない。
しかし、外の世界で戦うメリットはたくさんある。
まず、無限にチャレンジできることだ。
社内恋愛で切れるカードは多くて数枚だろう。
頻繁に社内の女子にアプローチしていたら、女性陣に警戒され仕事どころじゃなくなる。
また、問題が起こりにくい。
社内恋愛は素性がバレているし、翌日以降も顔を合わさないといけない。
翌朝、はいさよならという訳にはいかないのだ。
下手なことをしたらこのご時世、人事部に投書され社内人生オシマイになることも少なくない。
ここで注意すべきは、よほどのことが無い限り、男性側が悪くなることである。
いつの時代も男女の関係になったら、男が悪いということらしい(納得できんが)。
そして、様々な女性と知り合える。
ナース、保育士、CA、教師、アパレルなどなど。
恋愛対象はOLだけではない。
自分の会社の常識や価値観は彼女たちには通用しない。
裏を返せば広い世の中を知ることができるのだ。
ほら、外の世界にはメリットがいっぱいだ。
社内の若手社員に権力や立場を使ってワンチャンを狙うようなしょうもないことは考えず、果てしなく広がる恋愛市場の荒波で自分を鍛えてみてはいかがだろう。
おしまい