今日紹介するモテ本は、若干昔に出版された『確実に女をオトす技術』。
すでに絶版になっているため新品での購入はできないが、500円代から中古が出回っているため、ぜひ今のうちに購入を勧めたい本。
まずは、アマゾンの内容紹介から。
金がなくても、ルックスが悪くてもモテる奴はたくさんいる。そんな「持たずともモテる男」が実践している方法がある。本書を読んで習得すれば、自信満々に「いい女」を口説けること間違いなし! ニューヨーク在住のナンパの達人が、出会いのきっかけ作り、声のかけ方、口説き落とし方まで、詳細かつ分かり易く説明。「誰でも実践できる」理屈が満載。
<目次>
第1章 女性を口説くための10のルール
第2章 女性とは
第3章 きっかけ作り
第4章 スピード・セダクション(革命的ナンパ術)
第5章 女性の心をとらえるための基本ルール
第6章 女の価値観を探り出す
第7章 トラブル対処法
第8章 締めくくり
第9章 「デート」
第10章 女性とのつき合いかた
本書は『モテる技術』と並ぶ肉食系モテ本。著者が世界各地のナンパの達人からナンパのテクニックを数年がかりで学び、それらをまとめたまさしく「口説きの聖杯」である。発行は2005年とかなり前であるが、「PUA」「AFC」など現代のナンパクラスタ界の共通言語が多く出てきていることからわかるように、今日世に出回っている恋愛理論の基礎となる内容が多く掲載されている。
序章で「この本は本気の恋の指南書ではない」と断言している。要は、不特定多数の女性たちと後腐れのないセック◯を楽しむためのガイドブックであり、そういったモノを求めるすべての男性にオススメしたい。
本書の流れは、前半部で女性を口説くための心構えや女性心理についての説明・解説がなされ、後半部で実際の口説き方やトラブル対処法など具体的なノウハウについて記載されている。このあたりは類書とほぼ同様の流れである。
類書と比べた特徴としては、世界各地のナンパの達人の知恵を集めただけあり、ナンパテクニックのマニュアル集的な色合いが濃いという印象を受けた。行き詰まったときや自信を失いかけた時に読み返す教科書として活用できそう。
本書のエッセンスをいくつかご紹介。
1.どんな時も最高の身だしなみを意識する
洋服はつねにきれいに洗濯した身体に合ったものを。髪はいつも整えておく。きれいな息は重要なポイントだから、つねに歯磨きを心がけ、もちろんシャワーを浴びて清潔にする。角のコンビニエンスストアにビールを買いにいく、といったちょっとした外出にも気を抜くべきではない。あとの章に出てくるが、出会いのチャンスはもっともありえない場所に転がっており、偶然の出会いがすばらしい恋に発展することもある―チャンスをつかむ準備ができてさえいれば―のだから。
常に身なりを小ぎれいにしておくのはモテる男の鉄則ではあるが、本書はその一歩上を行き、すぐそこのコンビニに行くような時も、最高の身だしなみでいるように意識することが重要と言っている。
たしかに、出会いはいつ・どこに転がっているかわからない。もし最高に好みの美女でばったり出会っても、頭がボサボサのスウェット姿だったら口説く気にならないものだ。
2.『商品』は女性ではなく、自分である
一般に、欲求不満男は女性を『商品』だと考え、それを手に入れようとデートに誘う。映画やディナー、プレゼントの数々でその心を買おうとする。しかし実は、商品は君たち男のほうなのだ。
僕もかつては「いかに相手の女性が好きか」にフォーカスを当てすぎ、「自分がどうやったら相手の女性に好かれるか」を考えていなかったように思う(そしてこっぴどく振られる)。
そうではなく、自分の方が『商品』ということを意識し、相手に自分の価値を示し選んでもらうというスタンスが非常に重要なのだ。
3.他の男が気づいていない長所をほめる
他の人が気づいていない彼女の長所をほめ、必ずそのどこがいいのかを説明する。…さらに、彼女の長所にどんなふうにひかれるかを説明すれば、彼女はほめられた喜びをそのまま君に結びつけるようになる。
「かわいい」「スタイルが良い」など誰でも思いつくようなほめ言葉を並べても、その女性は同じようなほめられ方をいつもされているはずだ。だからそんなことをしても、前に同じほめ言葉を使い彼女にアプローチし振られた非モテ男たちと、同類だと思われジ・エンドだ。褒め言葉は適切に選ぶのが大事なのだ。
著者のトニー・クリンク氏は『layguide.com』というウェブサイトを運営されていて、そこで世界各地のナンパの達人たちの技術や戦略をインターネットで収集し、彼自身が実際に試したうえで効果のあったものを紹介して好評を得ている。先日ご紹介した『抱けるナンパ術』の著者ルーシュV氏もナンパ師として目覚めるきっかけはこのウェブサイトだったというくらいだ。それくらいナンパクラスタに影響を与えた人物なのである。
正直、引用したいテクニックはまだまだ山ほどあるが、キリがないのでこの辺で。常に手元に置いておいきたいナンパマニュアル集である。Amazonの在庫が無くなる前にぜひ購入を!
おしまい