一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【書評】『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』ひろゆき

今日は久々の書評。

プライベートが忙しくなかなか読書の時間が取れなかったが、前々から本屋でちらっと見て気になっていた本を読了したので感想を書きたいと思う。 

 

 

自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術

 

 

昨年発売されたホリエモンの『バカとつき合うな』も大ヒットしたが、本書も「バカ」というバズワードが目につく。「2ちゃんねる」の元管理人ひろゆき氏が『職場などの生活圏、ネット、社会のいたるところに普遍的に存在する、「他人を攻撃する迷惑な人」と賢く距離を取り、スルーする方法』を伝授してくれる。

 

メディアに現るたびに人を見下した言動を取っているひろゆき氏だが、本書でも冒頭からこのように言っている。

僕は、周囲にいる人たちを基本「見下しモード」でながめています。「自分は自分、バカはバカ」と考える。

 

この「見下しモード」でいられると、他人に攻撃されてもそんなに気にならず、ストレスフリーで過ごすことができるという。そして、さらにここまで言い放ちます。 

バカな人に出会った時は、相手を人間ではなく、ただの動物として見なしましょう。

 

確かに動物だと思ってしまえば、話が通じなくとも腹は立たないし、たとえば犬に噛まれたとしてもマジギレすることはないはず。これで職場の雰囲気が改善されるわけではないが、あくまで、まずは自分の身を守ることを第一に考えよと著者は言う。精神的な余裕ができてから次の対応を考えればいいのである。なるほど。

 

あと、個人的に参考になったのが、上司や先輩など立場が上の人から攻撃された時の対処法。

おすすめしたい安全な歯向かい方は、「前に出る」こと。気持ちの持ちようだけではなくて、物理的に前に出るんです。

 

「物理的にも」前に出るというのがポイント。僕は格闘技をやっているからわかるのだが、1度殴っても相手が近づいてくると、思わずこちらがひるんでしまうもの。言葉の攻撃の場合でも同じで、言い返そうとするのではなく、謝りながら相手との距離を詰めていくのが最強で、即効性があるという。目をそらさないことも効果的で、人間に限らず生物は、予想外の反応をするものに出会うと、相手は生理的に恐怖感を覚えるので、普通の人があまりしない行動を取ると、目をつけられにくくなるものなのだ。

 

ゆるやかに転職する準備をしている僕に取って、目につくフレーズも発見。「嫌になったらすぐ会社なんてやめろ」と言うのかと思いきや、こんな現実的な考えもお持ちのようで。

転職サービスを利用するメリットは、客観的にあなたの「時価」を査定してもらえるところです。こういう業種でこういうスキルを持っているのなら、給料はいくらになるのかが客観的にわかる。自分の時価がわかれば、今の会社で愚痴を言いながら働いたほうがいいか、転職したほうがいいかも客観的に判断できます。

 

後半でSNSにおける他人との距離の取り方や今後の日本での生き残り方などについても言及されているが、前半の職場の人間関係の対処法がもっとも実践的ですべての人に参考になると思う。日頃、上司・先輩に攻撃されても反撃できない20代に若者に特に読んでほしい一冊です! 

 

<目次>
はじめに 「自分は自分、バカはバカ」で、人生はうまくいく
序章 「自分だけがトクする」領域は広がり続けている
第1章 バカに振り回されない戦略的コミュニケーション術
第2章 厄介なヤツを味方につけるストレスフリーの仕事術
第3章 「他人の目」をスルーするスキル
第4章 自分の「資産価値」を上げるメンタル術
第5章 周りがどうなろうと「ノーダメージの個人」になれる

 

 

自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術

 

おしまい