少し前から、ゆるやかに転職する準備をしている一匹狼です。
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近頃「終身雇用はオワコン」的な風潮が高まっていることから、僕の周りを見渡しても、数年前と比べて明らかに転職を視野に入れている人が増えています。
僕の会社の同期もそれなりの数の人間が何らかの転職活動をしているようです。
彼らに共通しているのは、「今の仕事が自分に合っていない」もしくは「会社に自分が正当な評価を受けていない」どちらかの愚痴を必ずこぼすところです。
まあ、気持ちはわからんでもない。
しかし、思い通りにいかないジョブローテーションはもはや大企業総合職の宿命みたいなものだし、大学受験や資格試験と違い、上司との相性・その年の会社全体の業績・ポストが空くタイミングだったかなど無数の要素が絡み合っており、努力が報われないのがサラリーマンというものだ。
それでも、会社に居続けているのは紛れもなく自身の選択であり、自責なのである。
僕は率直に、彼らに「嫌ならやめれば」と言いたい。（仲いい同期には普通に言う）
前置きが長くなったが、今日言いたかったのは、「現職がうまくいっている時に転職活動をしたほうがいい」という話である。
そもそも、先ほど書いたみたいな後ろ向きな人間を求人企業は採用したいと思うだろうか？
僕はナンパと恋愛活動で鍛えたコミュニケーションスキルのおかげ（？）もあり、めちゃくちゃ営業の数字が出ている。
本社の役員に覚えてもらったり、社内報にインタビューが載ったりする圧倒的なレベル感で、正直今の仕事には何の不安要素もない。
仕事の適性としても最高だと思っている。
ただ、人事異動はガチャガチャと同じだから、次に起こりうる意味不明な人事異動に備えて準備しておくことは非常に大切だと思う。
大企業あるあるなのかもしれないが、20代の頃は会社や上司から安月給でいいように使われて、滅私奉公を強いられる。
その対価として、評価してもらえると考えていたところ、ここに来て思うような評価を得られないことがわかってきた。
まさに僕の年代は同期と差が目に見えてくる年代だ。
彼らからしてみれば、
・好きでもない仕事を我慢して続けてきたのに、報われない
・だから転職で人生をリセットしたい、俺はこんなところで終わるような男じゃない
という感じ。
だが、求人企業からすると、そんな後ろ向きの人よりも、
・今の仕事がバッチリ軌道に乗っていて成果も申し分なし
・ポジティブでテストステロン出まくりでギラギラ
・現在でも十分会社から評価されているが、それだけでは自分が満足できない
・これからやりたいことがあるが、現職ではその環境がない、だからある種仕方なく他社へ機会を求めている
こんな人間の方が印象良く映らないだろうか？
だから、「仕事をやめたい」と本格的に思う前、理想を言えば現職がうまくいっている時に、有事に備え転職する準備を常にしておくということはかなり意味があることなのではないかと近頃思っている一匹狼なのであります。
おしまい
