一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

知性とビッグファイブで自分を知る

転職活動中なので、今日も自己分析系のネタを取り上げてみます。

 

こちらも、以前書評に取り上げた橘玲氏の『人生は攻略できる』に紹介されていたのだが、知性とビッグファイブ(=5つの性格特性)という6つの要素が組み合わさり、われわれは他人から判断されているという。

何も難しいものではないので、今日からしばらくは、僕と一緒に自分という人間がどう見られているかを考えてみよう。

 

具体的には、われわれは、見知らぬ人と初めて会った時、無意識のうちに次の6つを知ろうとしている。

 

①知性(頭がいいか、そうではないか)

②経験の開放性(おもしろいか、つまらないか)

③堅実性(信頼できるか、あてにならないか)

④外向性(明るいか、暗いか)

⑤同調性(みんなと一緒にやっていけるか、自分勝手か)

⑥安定性(まともか、まともでないか)

 

逆に、これ以外のことは外見を除けば誰もほとんど気にしないという。

では、それぞれについて見てみることにしよう。

 

知性

知能と人間の人生との関係には膨大な研究があり、知能が高いほど高学歴で高収入になり、よい配偶者とよい子供を得て、身体的にも精神的にも健康度が高い傾向があることがわかっている。現代社会は知識社会なので、これはある種あたり前である。

 

経験の開放性

これは簡単にいうと、「好奇心が強いかどうか」である。開放性が高いと知らない場所へ一人旅をしたり、新しいモノやサービスなどに強い興味を持つ「リベラル」になる。一方、開放性が低いと、変化を嫌い、伝統を重んじる「保守」になる。

 

堅実性

これが高いと信用ができる人間ということになるから、恋人や友達はもちろん、仕事仲間としても最適ということになる。

 

外向性

これが高いと、社交的で活発で、対人的に自信を持っているということになる。内向的だと、人見知りが強く、おとなしいタイプということになる。

 

同調性

あたたかさや共感などの指標で、これが高い人はEQ(こころの知能指数)が高いタイプである。ただ、「天才」呼ばれる人たちはたいていこの同調性が極端に低い。

 

安定性

これは神経質かそうでないかと指標である。安定性が高い人は挫折からの立ち直りが早く楽観的で、他のどの項目よりも人生の満足度や幸福度が高いという。安定性が低いと精神疾患うつ病など)や神経症パニック障害など)になる。

 

まとめ

社会的・経済的に成功している人は、大体が、知能が高く・堅実で・外交的で・精神的に安定しているというパーソナリティを持っていると橘玲氏はいう。

それ以外の2つの要素(経験への開放性&同調性)については、経験への開放性が高く、同調性が低いタイプがこれからの時代は成功していくように思われるが、勤め人として成功していくのであれば、残念ながらある程度の同調性は求められることになるだろう。

次回、「BFI-10」という簡単なテストで自身のビッグファイブについて知ることにしよう。 

 

 

おしまい