仕事中、毎日車の中で15分〜30分ほど昼寝している。寝る前と寝た後では驚くほど、頭のスッキリ感が違う。昼寝によって、疲れが猛烈に回復するのである。
時間術の叡智が詰まった精神科医・樺沢紫苑氏の『神・時間術』にも、20〜30分が効果的な仮眠時間と挙げられており、30分を超えると効果が徐々に薄れていくということだ。
また同書に、厚生労働省の『健康づくりのための睡眠指針2014』が引用されているが、そこには以下のような記載がある。
「午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的です。」
このように、仮眠の効果については、国がお墨付きを与えている。ちなみに、この部分に限らず、本指針は健康によいとされる睡眠を12箇条に分けて挙げていて、なかなか興味深く参考になることが多く書いてあるので、ぜひ一度読んでみるといい。そんなに分量もないし。
さて、車で寝ているサラリーマンに共通の悩みだとも思うが、座席のシートが堅いと、イマイチ気持ちよく眠りにつけないことがある。
そこで、なんとかして良好な眠りをサポートしてくれて、かつ持ち運び可能なサイズの安眠グッズを探していた。行き着いたのが「携帯用マクラ」である。オススメは手を突っ込めるタイプで大きくないのがいい。こんな感じの。
これをはめてから横になると、快適度が激増する。加えて、リラクゼーション効果のあるフレグランスを付けておいたりするとさらに効果が増大する。ちなみに、新幹線など電車での移動中にも窓と頭の間にマクラを挟むことで快適度が増す。
内勤でデスク仕事の人はランチの時間帯にカフェなどで寝るといいだろう。その場合、恥ずかしくなければ突っ伏して寝る形のかなり良さげなマクラもある。自身のデスクでやってもいいが、変わったやつだと思われないか若干心配ではある。
貴重なランチの時間なので、本当は自己研鑽に資する活動に充てるのが一番だが、眠かったら帰るまでの間ずっと地獄である。15分〜30分の仮眠で午後の地獄を回避できると思って、しっかり睡眠の時間を確保しよう。
おしまい