一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

D・カーネギーの『人を動かす』を読み返す

ここのところ、「古典的名著」と言われる本を読み返している。

先日までスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を読んでいたが、今は同じく自己啓発書の定番中の定番であるD・カーネギーの『人を動かす』を読んでいる。

おそらく対人関係やコミュニケーションに関する自己啓発書やビジネス書は、多かれ少なかれ本書の影響を受けていると思われる。

アマゾンのレビューを見ても、579件の評価が付いていて、その平均が4.5と驚異的な数字が付いており、世間からの評価の高さが伺える。

 

本書は、人を動かす三原則、人に好かれる六原則、人を説得する十二原則などから構成されており、主に著名人や歴史上の人物の具体的なエピソードから対人関係の原則を学んでいく形式になっている。

最近のビジネス書を読めば、対人関係の「テクニック」を学ぶことはできるだろうが、人格を磨くのであれば、この『人を動かす』と『7つの習慣』を何度も読むしか無いという結論に至った。

 

たしかに小手先のテクニックは強力である。ナンパした女子を口説いて一夜を過ごすだけとか、短い時間であれば高い効果を発揮できるだろう。僕も実際テクニックの恩恵に預かってきた方だと思っている。

ただ、大切な家族や恋人と良好な関係を保ち続けるには、テクニックのベースにある人格が重要なのである。月並みだが、これは真理である。

 

僕もアラフォーになってやっと人格の重要さとか、良好な人間関係の素晴らしさとか、そういったものに気づいてきた。もう何回目かわからないが、また通読して新しい気付きを得たいと思っている。目次を読んで内容が思い出せるくらいまで何度も読みたい本である。

まあ、つい人の悪口言ったり、愚痴をこぼしたり、年に数回はキレるけど、人格を磨こうとする姿勢が大事なんです笑。

 

本書は仕事で人と争ったりして、心が荒んだ時に読むとホッとする本である。心穏やかな新年を迎えるために、みなさんも年末に向けて本書を熟読してみてはどうだろうか。よいフレーズを見つけたら、また共有したいと思う。

 

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

 
 

 

おしまい