一匹狼の回顧録

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【書評】『筋トレが最強のソリューションである』Testosterone

今日は、少し前の本になるが、筋トレ系自己啓発書をご紹介。

 

 

筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

 

本書の内容

本書は、「人生のあらゆる悩みは筋トレによって解決できる」ということを熱く語っている本である。メンタルが病んでいる、痩せない、仕事が上手くいかない、モテないなど、ほぼすべての悩みは筋トレによって好転させることができると著者は言い切る。さらに、本書は、半分はタイトルのとおり筋トレを通じた自己実現について語られているのだが、残りの半分は筋トレとは関係のない人生哲学についても述べられている。その内容は『人を動かす』『思考は現実化する』などで見たことのある正統派のものであり、筋トレマニアだけでなく、自己啓発書マニアも必見の本。もともと著者のツイッター上のツイートをまとめた本でもあり、一つ一つが180字程度にまとまっていて読みやすい。ちなみに、先日ご紹介した「ビジネス書まとめ本」の『人生を勝ち抜く! 「成功本」50冊 超読書術』にも「突破していくためのエモーションを高める9冊」の一冊に選出されている。

 

<目次>
はじめに
第1章 メンタルがボロボロになったあなたへ
第2章 何度ダイエットしても痩せないあなたへ
第3章 いつも自分に負けてしまうあなたへ
第4章 どうしても仕事で成功したいあなたへ
第5章 異性との接し方が分からないあなたへ
第6章 そろそろ筋トレしたくなってきたあなたへ
あとがき

 

ポイント

世界をいくつも持っておく。仕事の世界、趣味の世界、家族や友人との世界、色恋の世界。延長線上で考えるのではなく、全部切り離して考える。

(第1章 メンタルがボロボロになったあなたへ より)

一つのことに全額betしてしまうと、それがコケたときに絶望してしまう。複数世界を持っていてれば、どれかが順調にいっていれば、他がダメでも精神的に耐えられる。

 

妬み、僻み、噂話、陰口、不平不満は自分を滅ぼす。まず周りの人間に嫌われる。次に身の回りの人間が負のオーラを持った人間ばかりになる。最後に愚痴ばかりの自分に嫌気がさし自分を嫌いになる。

(第3章 いつも自分に負けてしまうあなたへ より)

まさに『人を動かす』 的な内容。人の悪口や愚痴を言わないことは、成功したければ基本中の基本。人の悪口や愚痴は貧乏人の娯楽なのである。

 

人生が上手くいかない原因を探したって無駄だ。社会の仕組みか?今置かれてる環境か?生まれた家?いや違う。原因はほぼ100%自分の中にある 。勇気の必要な事だが自分を見つめ直せ。

(第3章 いつも自分に負けてしまうあなたへ より)

成功のために必要なのは、圧倒的自責マインド。他責思考では成功はおぼつかない。 

 

結婚相手の条件として「趣味の合う異性」はダメ。夫婦は家庭という1つの世界に嫌でも縛られるんだから、趣味の世界まで被ってたら絶対に息が詰まる。正しくは「趣味のある異性」だ。お互いに別々の世界を持っていれば、のびのびできて家庭も円満にまわる。

(第5章 異性との接し方が分からないあなたへ より)

これも完全に同意。趣味が被っても拘りポイントが絶対にずれるので、ケンカになることは間違いない。お互い違う趣味を持っていれば干渉しないので平和に過ごすことができる。

 

感想

著者のTestosterone氏は1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学び、現在はとあるアジアの大都市で社長として働きつつ、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとしている。本書を著した当時27歳と非常に若い著者ではあるが、発言には貫禄と重みが感じられる。「身体のサイズが男社会でモノを言う」という著者の主張のとおり、身体が大きい人間の発言はなんとなく正しいような気がしてくるから不思議である。筋トレと自己啓発書の双方が好きなビジネスパーソンは絶対買いの一冊。筋トレの具体的な方法に関する記載は皆無なので、そのあたりは気をつけた方がいいだろう。

 

<本書はこんな人にオススメ>
・筋トレを愛している人
・仕事が上手くいっていないビジネスパーソン
自己啓発書が好きな人
 など

 

 

おしまい