一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

沈黙は金

相手を説得しようとして、自分のことばかりしゃべる人がいる。弁が立つ人に限ってこの傾向が強い。相手を言い負かすことが気持ちよくて仕方がないのである。

ただ、相手の言うことに口をはさみたくなっても、我慢する方が賢い。

相手が言いたいことを言い尽くさない限り、こちらが何を言っても無駄ということを覚えておこう。

 

この意識はビジネスにも恋愛にも生きる。

 

僕は営業の仕事をしているので、クレーマーからの電話を月に何度か受けるのだが、こうした時は、相手の言いたいことをひたすらに言い尽くさせるといい。

その間、僕は「はい」「おっしゃるとおりです」「お気持ちはすごくよくわかります」「申し訳ございません」など肯定的な相槌こそ打つが、反論や自分の意見は絶対に言わないようにしている。

すると、どんなに怒っていた相手でも15分もすればおとなしくなる。一度だけ30分間わめいていたお客がいたが、それが最長である。人間怒るのにもエネルギーがいるのである。

相手がエネルギーを使い果たしたタイミングで、やんわりと自分の主張を伝えればいい。

 

女子と話をしていても、他人の悪口や愚痴、そしてこちらに対する怒りなどはとりあえず聞き流しておけばいい。

悪口や愚痴という類のものは、そもそもこちらにアドバイスを求めるようなものではないし、たとえ怒りであっても一方的にぶつけていれば罪悪感が生まれてくるものである。再三このブログでも取り上げているとおり、女性との議論は絶対に避けたほうがいい。「騒ぐほどのことではない」と考え、自分の人生に戻ろう。

 

上司や先輩との会話でも、口説いている女子との会話においても、自分のことは、求められない限り、話をしないことにするとコミュニケーションは円滑に進むということを意識しよう。

 

 

人を説得する原則⑥
相手にしゃべらせる。

 

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

 
 

 

おしまい