一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ゴルフをやらないサラリーマン人生

数年前まで会社の上司・同僚と嫌々ゴルフをしていた一匹狼でしたが、ここ数年は完全にやめています。

以後、誘われても頑なに断り続けた結果、やっと最近誘われなくなってホッとしています。

というわけで、今日はゴルフをやらないサラリーマン人生について考えてみます。

 

僕がゴルフを嫌いな理由

まず、僕がゴルフを嫌いな理由について述べていきたいと思います。ありすぎてやばいのですが笑。

 

1.朝が早い

ゴルフはとにかく朝が早い。ゴルフ場が遠方であったり、上司をお迎えに行くとなれば、5時台に起きないといけないこともザラである。

これだけでも、週末深夜まで飲み歩きたい僕とは非常に相性が悪いアクティビティである。金曜の夜に飲んでいて、「明日ゴルフだから早く帰らないと」みたいなことは言いたくないのである。

 

2.金がかかる

ゴルフは本当に金がかかる。関東だと食事込みでがゴルフ場で支払う金額が2万行くことも珍しくなく、プラス交通費(たいてい車)がかかる。地方でも1万程度は覚悟しておいた方がいい。2万もあれば女子と2~3回飲みにいける。本もたくさん買える。

 

3.休日が丸一日潰れる

僕的には、これが一番最悪である。朝一番でゴルフ場に向かい、夕方までプレー。帰り道は渋滞にハマり、家に19時頃帰ったらヘトヘトでもう何もする気力が残っていない。土曜ならまだしも日曜なら翌朝起きたら仕事である。地獄。

 

4.マナーに異様に厳しい

ゴルフのマナーの厳しさは異常(特にオッサンたち)。クラブハウスはブレザー着用とか、グリーンは走らないとか、他の人が打つときは前に立たないとか、下手くそはクラブを3本くらい持って走るとか、ほんとにマナーに厳しい。これ以上ゴルフ人口を減らしたくないのなら、もっと緩くしないと。

 

5.上達するのに時間がかかる

何事においてもそうだが、何かを新しく始めたときに一定のレベルまで上達するのには時間がかかる。受験勉強も最後の数ヶ月で一気に偏差値が上がったので、ゴルフも急に上手くなるタイミングがあるのだろうが、僕はそこまで気持ちが維持できなかった。

練習に通うお金と時間があるなら、女の子と飲んだり、家で読書したり、ブログを書いている方が有益だと思っていたし、今でもそう思う。

 

6.勝ったらいけない雰囲気がある

社外の接待はもちろんのこと、社内の上司に対しても勝ってはいけない雰囲気がある。勝負事なのにわざと負けないといけないというのが本当にバカバカしいし、そこまでの度量が僕にはない。

 

7.終わって必ずスッキリできるものではない

同じ運動でもランニングやプール、ジムなどは一人でやるものなので、自分で強度を調整できる。がっつりやりたい日は息が上がるまで動けばいいし、体調を整えたいときは軽く運動して終わらせればいい。いずれにしても自分でスッキリできるタイミングでやめればいいのだ。 

一方、ゴルフについては高いお金と長い時間をかけたのに、まったく思うようなプレーができず、余計なストレスが溜まることがある。

そうなると、気分転換のための休日が、イライラを募らせるだけの休日になってしまう。

 

以上7つ。僕がゴルフを嫌いな理由を列挙した。

ここまでお金も時間も気も使う、そして楽しめない最悪なスポーツがあるだろうか?

 

ゴルフをやるメリット

まあ、こき下ろしまくったものの、もちろんゴルフをやるメリットもあると思います。自然が満喫できるとか生涯できるスポーツであるとかよく聞きますが、ゴルフをやる一番のメリット、それは「出世」でしょう。僕が思うに、こんなつまらないゴルフを多くのサラリーマンがやる理由は出世以外ないと思っています。

 

実際、ゴルフをやるサラリーマンが出世するかと言うと、それはある程度認めざるをえないと思います。

なぜゴルフをすると出世するか自分なりに考えてみたのですが、ゴルフをやることで、

・休日返上の忠誠心アピール

・仕事の重要な意思決定

・他部署のキーマンとの人脈構築

などの効果が得られるからではないでしょうか。

 

休日は誰しも自分のために時間を使いたいものです。そんな休日を会社のために返上して、ゴルフに参加する。そんな姿に、上司は「忠誠心のあるやつだ」と評価するでしょう。

そして、ゴルフと出世が切っても切り離せないのは、ゴルフのプレー中に仕事の重要な話ができるからです。ゴルフは息切れするような激しいスポーツではないので、談笑しながら進んでいきます。たいてい家族の話とか下ネタの話とかをするんですが、ゴルフのプレー中に急に仕事の重要な話題となり、その場で意思決定されることがあります。

さらに、職場の同僚だけでなく、他部署とのゴルフコンペであれば、一気に他部署のキーマンとつながることができます。キーマンはほぼ間違いなくゴルフをやっているので、人脈を構築するチャンスです。キーマンと知り合いであれば、後に仕事を進めやすくなる機会が訪れるかもしれません。

 

まとめると、ゴルフが出世に役立つことを過大に期待するべきではないですが、仕事で役立つ面があることは間違いないでしょう。

 

ゴルフをやらないサラリーマン人生

ここまで、僕がゴルフを嫌いな理由とゴルフをやるメリットについて書きましたが、これからの時代、ゴルフをやらないサラリーマン人生も全然ありだと思います。

若干気がかりなのは出世(給料)ですが、会社の昇進・昇格だってもう既に年功序列じゃなくなりつつあり、これからはどんどん実力主義に移行していくでしょう。

また、僕が狙っているのは、ゴルフはしなくても、別の方法で上司に可愛がられて出世することです。

もしもゴルフに行かないのであれば、ゴルフ以外で上司に可愛がられればいいのです。

たとえば、飲み会には絶対に参加する、さらに個別にサシ飲みできるようになる。ゴルフは年に数回でしょうが、上司と月に2〜3回飲みに行けば、ゴルフ以上のコミュニケーションの時間が取れます。上司が好きなら麻雀でもいいかもしれません。麻雀も長時間一緒に過ごすことになるので、コミュニケーションの機会としてはうってつけでしょう。

 

最後に、こんなゴルフだったら参加してもいいかな、と思う。 

・昼の12時くらいからスタートできて、

・1回1,000円~2,000円くらいでプレーできて(その代わりハーフでもちろんよし)、

・マナーも気にせず、

・150叩こうが200叩こうが誰からも攻められない。

こうやって気楽に回れるのなら、少しはプレーする気になるかな。

 

思い切ってゴルフの道具を捨ててしまうとスッキリします。

僕は新人にタダで譲ってしまいました。

 

「え、一匹狼さんはもうゴルフしないんですか?」

 

と驚いていましたが、僕はもうゴルフはやりません。

ゴルフをやらずに適度に上を目指す楽しい人生を生きたいと思います。

 

 

おしまい