一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

給料が変わらないなら、楽な職種で働こう

先日の記事で、スキルも人脈もない人にオススメの就職先として利益率の高い業界を紹介した。

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

 

業界が決まったら、選ぶべき職種について僕の考えを話したいと思う。

外資系企業と異なり、日系企業は同じ会社の同じ役職の人間であれば、職種で給料に差がつかないという特徴がある。

これは世界的に見てもかなり珍しく、日系企業が総合職という制度を採用していることに起因しているのだが、この特徴をうまく利用して、楽な職種を選んでいこう。

 

僕のような文系人間の選択肢としては、ざっくり企画系・事務系・営業系の3つが挙げられるだろう。厳密に言うと、システム系なども入ってくるのだがここでは置いておく。

 

企画系職種の特徴。

企画職は、自身の担当領域の課題解決を目指し、企画を立案する職種である。その実施の結果が会社の業績にダイレクトに影響するため、役員などへのプレゼンテーションや承認を得る機会などが多いことから、かなりプレッシャーや緊張感の高い場面に遭遇し、激務であることも多いが、その分経営層に顔を覚えてもらったりすることも多く、文系のポジションの中では一番出世しやすいといえるだろう。営業企画・事務企画・商品企画・人事企画・広告企画など、いわゆる学生に人気の花形ポジションである。

 

事務系職種の特徴。

仕事内容はいわゆる一般事務で、書類作成・事務処理・データ入力・電話やメール対応・その他雑務(清掃やコピー)など、想像しやすいものが多いと思う。通常、一般事務は残業が起こりにくい職種だが、総合職の男子でここに配属されてしまうと要注意。基本的に一般職・派遣社員で構成されているため、彼女たちの取りまとめをしないといけないので以外と忙しい。10年・20年と異動せずにいるいわゆる「お局」がいることも多く、彼女らに悩まされることも多い。会社に対する収益貢献がなく、職業の難易度も低いため、一般的にあまり出世が見込めないポジションである。

 

営業系職種の特徴。

営業職とは、自社の商品・サービスを顧客に紹介して購入を促す職種のことである。営業には、個人営業/法人営業という軸と、新規開拓/ルート営業という軸があり、その種類によって、それぞれ必要な能力や激務度が異なってくる。営業職全般に求められる能力として、人当たりが良い・スケジュール管理が上手い・ストレス耐性が高いなどが挙げられる。企画職ほど出世しないが、数字をコンスタントに出せれば出世も見込める。

 

それでは、楽な職種の答えをお伝えしよう。

散々このブログでも書いてきたので、答えはわかっているかもしれないが、

 

営業職

 

中でも、

 

法人ルート営業

 

を選ぶことをオススメする。

圧倒的に頭を使わず、体力的にも余裕があり、自由時間も多く、出世もある程度見込めるという攻守ともに最高なポジションであると断言する。

 

ルート営業は既存顧客を相手にする営業なので、既に決まった顧客を回り、ヒアリングを重ねて商品やサービスの新たな提案をしていくのが主な仕事になる。

新規開拓の場合、高いノルマ&歩合給ということが多く、がんばればがんばるだけ給料がもらえることが多い(がんばれる人はぜひどうぞ、ただ本ブログの読者の方にはいないような(笑))。ただ、行ったことのない土地にタイトなスケジュールで出向いたり、上司の指示で最悪マンションの住宅を全戸回り契約を取らされたりと、かなり精神的にキツい場面に遭遇することがある。取引がない相手なので、当然契約を断られることも多く、場合によっては怒鳴られたり、本社にクレームを入れられることもある。

一方、ルート営業は新規営業よりもノルマが低いことが多く、決められた顧客の数に合わせてスケジュールを管理することができる。新規営業と違い、既に取引のある相手なので、新しい契約にもつながりやすいし、よほどのミスや失態がなければ怒鳴られるといったこともない。大体のルート営業が固定給ということも魅力だ。

 

そして、もう一つの軸であるが、法人営業は、対応してくれる相手が法人の担当者ということで、その商品に関するプロであるわけなので、明らかに顧客側の落ち度だと言えるようなクレームの発生がほぼゼロである。一般消費者を相手にすると、様々なクレームが発生する。今や、誰もがスマホを持ちSNSをやっている時代なので、世の中に出回りうる悪評の火消しは最前線の営業マンの仕事なのだ。これは非常に心身ともに負担が大きい。

また、相手が法人ということで、担当者が休みの日にはアポが入らない。よって、土日には基本的にアポは入らないということだ。個人営業であれば、相手の休みの日にあわせてアポを組むことも少なくなく、休日返上で仕事をしないといけないことも多い。


ここまで、業界・職種の話をしてきた。

ルート営業のさらなる魅力(サボり方)などは、もう一歩踏み込んで別の記事で書くことにして、次回、営業職の観点から選ぶべき「会社」をお伝えしたいと思う。

 

 

おしまい