一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

金持ちになるシンプルな方法

金持ちになるための方法は実はシンプルだ。

このあたりの話は橘玲氏の著書の思想に色濃く影響を受けているので、彼のファンには既にご存知の内容になるかもしれないが、話していきたい。

 

金持ちになるには、以下の3つの方法しかない。

①収入を増やす

②支出を減らす

③資産を上手に運用する

 

収入を増やすもっとも確実な方法は労働者として働くことである。支出を減らすには倹約を心がければいい。上手な資産運用とは、銀行や証券会社の勧めてくる高い手数料の商品や、投機的な手法・商品に惑わされず、リスク管理を意識した堅実な運用ができる賢い投資家になることだ。

 

中でも、①収入を増やすのは、最も金持ちになるイメージに直結しやすいだろう。そして、収入を増やすにはさらに3つの方法がある。

 

A年収を上げる

B長く働く

C世帯内の稼ぎ手の数を増やす。

 

A年収を上げる、これは昇進をしたり、転職をしたりすることで達成される。難易度も高いが達成感があるのでとても人気があり、書店に行くと「自己啓発」関係の本がたくさん並んでいる。

それに比べてBとCはほとんど注目されないが、実はAと同じくらいか、それ以上の効果がある。一番の違いは、Aでは、昇進や転職は失敗することもあるが、こちらは確実に収入が増えて失敗がないことだ。

C世帯内の稼ぎ手を増やすというのは、要するに「夫婦共働き」のことだ。子育てが一段落した40歳から20年間だけでも、妻が年間200万円を家庭に引っ張ってくれたらそれだけで4,000万円だ。旦那の500万円の年収を700万円に上げたり、800万円の年収を1,000万円にするのはけっこう難易度が高いのだけど、年収200万円を稼ぐのは今の日本のシステム上難しくはない。だから「夫婦共働き」は最強の人生設計なのだ。

したがって、専業主婦希望の女子と結婚するのだけはやめておこう。アメリカやヨーロッパなどの先進国では専業主婦はほとんどいなくなった。海外で「あなたの仕事は?」と訊かれて「ハウスワイフ(専業主婦)」と答えると、「病気や障害で働けないかわいそうな人」と思われることを覚えておこう。

 

そして、②支出を減らすこと。これは、無駄遣いをやめることと同義だ。金持ちはケチとよく言われるが、ケチだから金持ちになったということもできよう。家・車のローンを組まないこと。結婚式を派手に挙げないこと。ゴルフ・ギャンブル・風俗をやらないこと。女の子と飲みに言ったら1,000円ないし2,000円もらう。倹約、倹約、そして倹約。トマス・J・スタンリーという人が書いた『となりの億万長者』という本がある。億万長者とは、実際どんな人々なのかを、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査した面白い本なのだが、とにかく彼らの倹約ぶりが印象的であった。金持ちになるには、とにかく倹約しかないのである。これもやればやっただけ確実に効果を得ることができる。

 

③資産運用は今僕が研究を重ねている分野ではあるが、今のところの結論としては「インデックスファンドに投資しましょう」の一言で片付けられる。実際にやっていて面白くも何ともない投資手法だが、投資は面白さを得るためにするものではないし、現存する投資手法の中では最良と言えるだろう。この話についてはまた後日話をしたい。

 

巷では、年収を上げること・上手に資産運用すること、このあたりの議論は盛んなのだけれど、実はもっと確実に金持ちになるために踏めるステップがある、ということを覚えておいてほしい。

 

参考書籍:『人生は攻略できる』

 

 

おしまい