一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ミネルバ大学から「学ぶ」ということについて考える

こんばんは。

今日は久々に新規アポを組んでいます。

けっこう食いつきがよく、アポも3往復くらいのメッセージで取れたので期待しています。 

 

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1.時事ネタピックアップ

 

GAFA、3社が最高益
新型コロナ、際立つ好業績

https://bit.ly/35RZ5to

 

完全に元の生活様式に戻ることはありえないので、これからも追い風は吹き続けるだろう。アップルもiPhone12の販売実績が今回の決算発表に反映できていたら、結果は変わっていたかもしれない。

 

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2.本日の一匹狼語り 

 

ミネルバ大学から「学ぶ」ということについて考える】

あなたは2014年に創立されたミネルバ大学をご存知だろうか。

まだ、日本では名が知られていないが、ハーバードより入るのが難しいと噂の人気校である。

今日は、ミネルバ大学の特徴とそこから「学ぶ」ということについて考えてみたい。

 

特徴1 講義はすべてオンライン

キャンパスはなくすべてオンライン講義。

オンライン講義といっても、不特定多数に一方通行の講義を遠隔配信するのではなく、少数編成のセミナー形式で行われ、学生同士のディスカッションを中心に授業は進む。

授業は平日の午前中に2コマのみで、午後の時間は基本的に自由。さらに授業時間のうち、教授が一方的に話すのは25%までとされている。

授業は録画されているため、何度でも見返すことが可能で、音声も自動的にテキスト化され、学生たちが効率的に学べる環境が整っている。

ミネルバ大学の4年間のカリキュラムは、ビジネスパーソンに求められる「クリティカル(批判的)思考」「クリエイティブ(創造的)思考」「プレゼンテーション能力」「コミュニケーション能力」の4つの技能が身につくように設計されている。 

 

特徴2 全寮制で4年間で7都市を回る

ミネルバ大学は全寮制で、オンライン講義にもかかわらず4年間で世界の7都市を移動するのが大きな特徴。

1年目 – サンフランシスコ(米国)
2年目 – ソウル(韓国)、ハイデラバード(インド)
3年目 – ベルリン (ドイツ)、 ブエノスアイレス (アルゼンチン)
4年目 – ロンドン(英国)、台北(台湾)

学生たちはそれぞれの都市で寮生活をしながら、滞在都市にある最新の研究施設や芸術施設、図書館などを利用したり、現地の企業、行政機関、市民団体等との協働プロジェクトやインターンシップを経験することができる。 

 

特徴3 学費がリーズナブル

こうした先進的なカリキュラムであるがゆえ、いかにも学費が高そうなのだが、1・2年次は12,950ドル(約135万円)、3・4年次は10,950ドル(約115万円)、寮費を含めても約240万円~260万円に収まる。

これは、アメリカトップクラスの大学の1/4~1/3と言われていて、日本の大学の学費とも遜色ないレベルである。

 

特徴4 入学試験に定員なし

入学試験に定員がないので、優秀な学生同士で定員を取り合う必要がない。

とはいえ、一定のハードルを超える必要があるため、合格率は2%前後と超難関である。

 

都市の郊外に広大なキャンパス用地を用意しないでよかったので、適正な価格でこのようなカリキュラムを提供できているのだろう。 

さて、この大学の成功モデルを見ていると、「学ぶ」ということについては、

①周囲に優秀な人間を置くことが大事

②環境よりも努力が大事

という2つの結論が導けるのではないか。

 

海外の大学に在籍した経験がないため断言できないが、少なくとも日本の大学の一方通行の講義はまったく役に立たなかった。

おそらく、周囲を優秀な人間で囲み、アウトプットの機会を作ることが大事だろう。

また、講義は平日の午前中のみ(しかもオンライン)で、それ以外の時間は自分で考えて過ごさないといけない。

だから、学生は自ら考えて適切なベクトルで最大限の努力を注ぐことが求められる。

 

幸いわれわれ社会人でもこの2つの要素を満たす学びの機会を作ることは可能だ。

リアルでもネット上でもいいので、優秀な人間と出会い、アウトプットを行う。

直接話す機会がなければ、ブログやSNSでもいいので、発信をする。

そして、睡眠以外の可能な限り多くの時間を学びの時間として確保する。

インターネットとSNSの発達のおかげで、もはや、年齢や場所に関係なく、学びの機会は最大限確保されている(しかも安価で)と言っていいだろう。

言い訳はせず、根性で勉強しよう。

 

 

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3.一匹狼の好きな言葉 

 

これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない

──岸見一郎『嫌われる勇気』より

 

 

 

おしまい