一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

昔流行ったビジネス書の読み方

先日、ブックオフで『ロバート・アレンの実践!億万長者入門』を210円で購入しました。

 

 

この本はロバート・キヨサキ氏の師匠と言われているロバート・アレン氏が書いたお金持ち本です。

『金持ち父さん貧乏父さん』が、経済的自由を得るための、抽象的概念の紹介が多い(もちろんこれも素晴らしい本)一方で、本書は不動産・投資・情報ビジネス等の具体的手法が非常に詳しく書かれています。

本日(2021年2月16日)現在、アマゾンで中古が1050円〜なので、日焼けは酷かったものの、書き込みもなかったので、210円ならと思い購入しました。

 

ちなみに、この本を日本人向けにアレンジした『日本人のためのお金の増やし方大全』が2018年に出版されています。

 

 

『ロバート・アレンの実践!億万長者入門』は2002年発行とかなり古いのですが、あえて原著の翻訳版である同書を購入することにしました。

アマゾンのレビューを見ると、「15年以上経っても役に立つ!」と5つ星評価を付ける人と、「古すぎる」「アメリカのやり方だ」と1つ星を付ける評価に分かれているのが興味深かったです。

 

ビジネス書は本質を読み取ることが大切です。

だって、著者と国籍も年齢も職業も保有資産の規模も全て同じなんてことは絶対にありえないでしょう?

だから、

国が違うなら、日本でやるならどうなるのか考える。

時代背景が違うなら、2021年に置き換えたらどうなるか考える。

法制度が変わったのなら、その法制度が適用されることでどう変わるのか考える。

こんなふうに、少し考えながら読めばいくらでも応用が効きますよね?

 

なのに、そうやって文句を言う人は、きっと最新のビジネス書を読んでも、絶対に自分では動かない人なんだと思いますね。

「この著者は有名でないから信用できない」

「作者は元々金持ちだったから成功できただけだ」

「この時はコロナ前の景気がいい時代だから現実的ではない」

とか、何かしら言い訳を言って実行しないと思います。

 

先ほど書いた通り、われわれ読者が著者と国籍も年齢も職業も保有資産も全て同じなんてことは絶対にありえないのですから、ビジネス書や自己啓発本の類は、自分に応用するために大なり小なり変換して読むことが求められます。

古い本だとその変換作業が多くなったり、変換の難易度が高くなるんですが、海を渡ってきたベストセラーなので、学ぶものがたくさんあるに決まってるんです。

まー、そういう当たり前のことができない(考えられない)人が成功するということ自体、かなり厳しいのではないか、そんな風にアマゾンのレビューを見て思ったんですね。

 

ちなみに、『ロバート・アレンの実践!億万長者入門』を読んでから『日本人のためのお金の増やし方大全』を読もうと思っています。

ビジネス書の本質を抽出するトレーニングになると考えたからですね。

前者で本質を読み込めていれば、それは15年以上経ってから出版された続編にもそのまま載っているはずです。 

 

おしまい