職場で飲みに誘われたら3回に1回は飲みに行くことを推奨している。
自分の時間を多く作るために、もっともシンプルな戦略は「人事異動を避ける」ことである。外資系と違って日系企業では、総務や経理が営業に出たり、逆も頻繁に起こり得る。
これは世界的には異常なことらしいが、自身の実体験からしても、人事異動をすると、最初の1年間は業務に慣れる&人間関係構築のために人一倍働かないといけなくなる。これがかなりキツイのだ。だから人事異動は極力避けたい。特に部門をまたぐ異動は絶対に避けないといけない。
人事異動を避ける一番確実な方法は、上司や同僚とうまくやることだ。そのための手段として飲み会は便利なツールであることは間違いない。
そうでなければ、圧倒的な実績や能力をつける必要がある(こちらも研鑽を怠ってはならない)が、それでも上司に嫌われると一撃で左遷させられるリスクはある。
一方で、今の20代の若手が、飲みの誘いに万難を拝して行くことについて、若手にとって昔ほどプラスにならないと思う。終身雇用・年功序列が約束されていた高度経済成長時代にはある程度はワークする賢い戦術だったのだろうが。
だから、若者に伝えたいのは、上司や先輩が言っているほど、飲みに行くことは効果的なものではないということだ。
自分の仕事はキッチリ合格点が取れることが大前提で、人事異動の判断にプラスに作用するレベルに戦略的に使うべきものなのだ。
もし飲みに行くに当たっては、次の点に気をつけるといい。
①社内の立場や役割(上司・部下、先輩・後輩)を守る
②言葉遣いに気をつける(終始敬語を使う)
③飲み会中に上司・先輩が打ち解けてきても、心を許さない(本音を言わない)
④他人の悪口(愚痴)を言わない
すべて根底にあるのは「酔いすぎないこと」にある。上司や先輩を酔わせて情報をうまく引き出すことが大事。
個人的には、アルコールが入った状態なんだから、「その場限り」がマナーだと思うのだが、みんなアホなのですべてダダ漏れです。つまらない人間ばかりなので、気をつけませう。
おしまい