一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

目標を他人に語ってはいけない4つの理由

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このブログでは、常々「目標を手帳に書いて毎日確認しましょう」と言っていますが、ひとつ絶対に覚えておいてほしい注意点があります。

 

それは、

目標を他人に語ってはいけない

ということです。

 

今日はその理由を4つお話します。

多くのサラリーマンと違って、たとえば僕は毎日ブログを書いたり、本を読んだり、勉強したりしています。

会社でパワハラを受けたり、取引先に面倒なことを言われたりした日には、他人に心に秘めている目標を言いたくてしょうがなくなります。

でも目標は必ず自分の中に抑えておきましょう。

ちなみに、僕は「夢」という言葉が嫌いです。だから「目標」にしましょう。せめて「長期的目標」とかそうした表現にすべきだと思います。

なお、僕も若い頃はけっこう夢や目標を語って恥ずかしい思いをしました。その時語った夢は残念ながら叶っておりません。皆さんにそうなってほしくないのです。

 

理由1.ダサい

壮大な夢や目標を語るのに何も実現してない人ってとてもダサいですよね。

「ビックになる」「起業する」「海外に留学したい」と言っているのに、まったく本を読んだり勉強もしてない人が山ほどいるのですが、僕からしたら理解不能です。

こうした有言不実行の人間の何と多いことか。

有限実行もかっこいいが、不言実行はもっとカッコいい。

とにかく黙って行動しましょう。 

 

理由2.満足してしまう

周りに目標を宣言して、すごいね・がんばっているね、と認められると、それに満足して行動が伴わなくなるリスクがあります。

あるアメリカの大学の研究によれば、これは他人に話すことで目標を達成したと錯覚してしまうからだそうです。

目標達成後に満足感を覚える分にはまだいいですが、目標を人に話して認められただけで、すっかり満足してしまう性質が人間にはあるようです。

 

理由3.ドリームキラーに目をつけられる

たいていのサラリーマンは一歩踏み出す勇気というものを持っていません。

だから、同僚が会社の外で何か目指そうとしていると、「いい歳して何を言ってるんだ」「お前には無理だ」と必ず足を引っ張ってきます。

足を引っ張らないまでも「今までのキャリアを捨てるのはもったいない」とせっかく目標に向かう気持ちを削ぐようなアドバイスをしてきます。

こうした人々をドリームキラーと言いますね。ドリームだと「夢」になっちゃうので、厳密にはターゲットキラーとでも呼びましょうか。

だから、「ボクはこの会社に骨を埋めるんだぁ!」と普段は大嘘をついていればいいでしょう。

 

理由4.エネルギーがわいてくる

目標をしゃべりたい欲求を抑え、内面に秘めていると、行動へのエネルギーがふつふつと湧いてきます。これを目標達成のための原動力にしましょう。

小室直樹氏はこれを「行動的禁欲」と呼んでいました(元々はプロテスタントの一派の宗教倫理とのことらしいです)。

例外的にエネルギーを与えてくれる・あなたを助けてくれるような仲間に話すのはいいかもしれません。

それでも親・家族・同僚など同じコミュニティに属する人間は理由3でお伝えしたドリームキラー(ターゲットキラー)に変貌する可能性が高い人たちなのでやめておきましょう。

大学時代の友人、趣味で知り合った仲間、ネットで知り合った人など、あなたが努力することについて利害関係のない人に限定すべきでしょう。

 

おしまい