一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

口が堅い男しか信用しない

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僕が信用する男の条件、それは「口が堅い」この一点に尽きる。

正直、性格云々は二の次で、とにかく口が軽いやつは信用に値しないのである。

 

小学生の頃、「誰にも言わないって約束できる?」と言った翌日クラスみんなが知っていた、みたいなことは誰もが一度くらい経験しているだろう。

人の秘密を暴露するということは本能的な娯楽なのであるが、小学生から多くの人は成長していないのだ。

それでも、たまに本当に誰にも秘密を言わない友達がいなかったか。そういう男が僕は好きだ。

 

口が堅い人が自分の内に情報を留めておくことができるのは、口外することで自分が得することは何もないとわかっているからである。

どんなに目の前に一時的な快楽をぶら下げられようとも、信頼を失うという落とし穴がセットでついてくると知っているから、決して口外しないのである。 

僕自身、嘘はつくけど秘密は守る。これが自分なりの仁義だ。その場にいない人の話(悪い話)をしないというのが自身に課しているルールなのである。

 

とはいえ、残念なことに大半の人は口が軽い。思っている100倍は口が軽い。

会社の飲み会で出た話題は本来「その場限り」のはずだが、そんなことには決してならないので、「誰に聞かれてもいい情報」だけを話すようにしよう。

一瞬たりとも気を許してはいけない。誰も信用してはいけないのだ。「ここだけの話」なんてあってないようなものだと思ったほうがいい。

 

個人的な相談や打ち明け話は本当に口が堅い人だけにすべきだ。

口が堅いか見分ける方法は簡単で、その人は第三者の話をするか、自分の話を立ち入って聞いてくるか、というようなことを確認すればいいだろう。

やっぱりそういう意味では、自分の勤め先でも部長になるような人たちは皆口が堅い気がする。

出世には興味がないけど、そういうところに限れば皆尊敬できる人が多い。

僕も口の堅い男でいたいと思う。

 

おしまい