ちょっとわかりにくいタイトルですが、今日は時々取り上げる「情報商材」についてお話しします。
昨日、ブックオフで以下2冊を各210円で購入しました。
2冊とも「フォトリーディング」に関する本です。
フォトリーディングとは、フォト(Photo)という単語にあるとおり、カメラで写真を撮るように、大量の文字を一瞬にして理解しようとする読書法のことです。
まあ、これだけ聞くと胡散臭いですよね(笑)。
黄色の本が活字版で、赤い本が図解版です。
元々フォトリーディングについては知っていたので、個人的にはエッセンスがまとまった赤い方が読みやすくてよかったです。
このメソッドの手順を箇条書きにすると、
①準備
②予習
③フォトリーディング
④復習
⑤活性化
という5つのステップから成っています。
実際にパラパラと高速でページをめくるのは③フォトリーディングのことを指していて、他にも前後にやることがあります。
詳しくは自身で調べていただきたいのですが、事前に表紙や目次などに目を通したり、フォトリーディング実施後に再度流し読み(高速リーディング)をするので、決して魔法のような読書法ではないんですよね(当たり前ですね)。
以下リンクの動画でやり方を書いていますので、興味のある方は見てみてもらうといいと思います。
ポイントは、この先の有料講座などを取らないことですね。
僕はフォトリーディング自体には一定の信頼を置いていますが、この手の自己啓発に付き物なのが、「情報商材」や「セミナー」です。
本は薄利で、印税が10%と言われていますから、たとえばベストセラーになって10万部売れても実入りは1500万にしかならないわけですね(細かい業界のルールがわからないのでざっくり計算)。
一方、50万円の自前の情報商材やセミナーは、300人が買ってくれるだけで1500万円になるわけです。
だから、本のバックエンド商品として情報商材やセミナーがあることは、仕方がないことなのだと思います。
あとはわれわれ消費者が賢くなるしかないんですね。
フォトリーディングについては、前述の本や無料のブログでかなり細かく手法を公開しているので、これ以上講座で何を学ぶのかという疑問すらあります。
こうした一時期ブームになった本は、古本がたくさん市場に出るので、ブックオフに行くと多くの場合210円で投げ売りされています。
だから、すぐに高額の情報商材やセミナーに手を出さずに、まずはフロントエンドの本を読むようにしましょう。
ナポレオン・ヒルプログラム(定価100万以上)のフロントエンドが『思考は現実化する』というのは有名で、キャッシュフローゲームのフロントエンドが『金持ち父さん貧乏父さん』と言われています。また、以前大ブームになった古市幸雄さんの『1日30分を続けなさい!』も彼の講座のフロントエンドになっていますね。
最後に改めて擁護しますが、僕は結構フォトリーディングは好きなんですよね。
高額講座(10万円)にお金を出すのは無駄だと思ってますが、古本の420円の費用対効果としては、非常に大きいと思います。
関連記事:情報商材より、市販の本
おしまい