4月から部下をたくさん預かることになったので、あまり本意ではないがドラッカーを学んでいる。
正直、組織の一員として、マネジメント・リーダーシップを発揮することは苦手分野である。
しかし、ここでうまくやらないと、転勤リスクが一気に増大するので、無難に乗り越えないといけない。
まあ、長い目でみて、マネジメントを学んでおくことは、プラスになるだろうと思う。
この分野のビジネス書は星の数ほどあるが、「悩んだら古典にあたれ」が原則である。
世に出てくるほとんどのビジネス書は、古典的名著といわれる本の焼き直しだからだ。
だから、まずはその分野のロングセラー・ベストセラーを読むのが定石なのだ。
正直、ドラッカーの本はベストセラーと言われている『プロフェッショナルの条件』と『マネジメント(エッセンシャル版)』を流し読みした程度。
ドラッカーは、とにかく著作が多いので、体系がわからず挫折してしまっていたのだ。
そんな中、偶然素晴らしい本を見つけた。
本書はドラッカー全著作(64冊)について、あらすじと読みどころを紹介した本である。
著者の上田惇生氏は、ドラッカーのほぼすべての著作の和訳を行っており、ドラッカー本人に「私の著作について私自身よりも詳しい」と言わしめ、非常に厚い信頼を集めていた人物である。
実際、本屋に行ってドラッカーの本を手に取ると、大抵訳者として彼の名前が刻まれていることに気づく。
たとえば、ドラッカーの著書に『経営者の条件』・『創造する経営者』・『現代の経営』・『マネジメント』と似たような雰囲気のタイトルの本があるが、この本を読めば、
『経営者の条件』は、成果を上げる人間になるべく、自らをマネジメントする方法についてについて述べた本。
『創造する経営者』は、ドラッカーが世界中の企業や政府機関、NPOの相談相手となった経験をもとに、事業とは何かを明らかにした本。
『現代の経営』は、ドラッカー経営学の原典であり、世界初のマネジメント書。
『マネジメント』は、『現代の経営』から20年、ドラッカーがコンサルティングで蓄積したマネジメントの集大成。
といった具合に、おおかかな内容を掴むことができる。
そして、結局、ドラッカー初心者は、上田氏が全著作を再読し、精髄とすべきものを編集した「初めて読むドラッカー」三部作を読んだら良さげな感じだ。『プロフェッショナルの条件』はその一つの「自己実現編」なのだ。
・・・とか言って、まずはブックオフで購入した以下3冊でエッセンスを掴むという安易なことをしている。
ブックオフで各110円で売っていたので、買ってしまった。
ドラッカーの多くの著作から本質的な部分を抽出してくれていて、原書からの引用がそのまま載っているので非常にわかりやすい体裁になっている。
続いて、「初めて読むドラッカー」三部作を時間のある時に読み進めていきたいと思う。
おしまい