一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

日記は最高の自己啓発書

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毎日日記をつける習慣を始めてから1年半くらいになります。

始めは1日1〜2行しかかけなかったのですが、最近は自然とノート1ページの3分の1〜半分くらい書いています。

書いている内容は月並みですが、今日何があったか(事実)→それについてどう感じたか(感情)→今後どうしていくか(決意)、という流れで記録を残しています。

 

書くというアウトプットをするだけでも頭が整理されるのですが、定期的に読み返すことで日記の威力は倍増します。

読み返しているうちに、書いた当日の記憶が蘇り、日記に書かれていないことも思い出され、タイムスリップが起こったかのような感覚が得られます。

それは、楽しかったこと・成功した自分を再現したり、辛かったこと・失敗した自分の再発を防ぐうえで非常に役に立ちます。

 

たとえば、昨年の日記にこんなことが書いてありました(一部抜粋)。

9/7(月) ◯◯社(同業他社)の情報を社内で共有して、称賛されて少し自己肯定感を得てしまった自分が怖い。社内の立場を守るために戦略的にやるのはいいが、それが目的になっては絶対ダメだ。
9/15(火) 毎日のスキマ時間の積み重ねはとてつもなく大きい。今日よりも明日が好転するように本気で毎日頭を使いたい。この歳で自分は負け続けで何一つ達成できていない。もう、1分たりとも無駄に過ごせる時間はない。
9/18(金) ◯◯さん(会社の先輩)と話していると、後ろ向きな話ばかりになって精神衛生的によくない。何があっても会社の人に本音を漏らさない。善人であること、他人の悪口を言わないこと、不満を言わないこと、とにかく忍耐で今を乗り切る。

 

職場で勘違いするほど褒められたり、逆に理不尽極まりない叱責を受けたりしても、家で日記を読むと、嘘偽りのない自分の生活の記録が残っています。

日記を改めて読むことで、過大でも過小でもない等身大の自分を思い出すことができます。

これは、報われないサラリーマンの仕事に熱を入れすぎたり、過剰にモチベーションを低下させることに対する大きな抑止力になります。

 

特に、「今後どうしていくか」の部分には下線を引いておくことをオススメします。

長期間日記が溜まっていくと、膨大なページ数になってきます。中にはつまらないことも書いてあったりして、それらを全て読み返すのは時間効率が悪いでしょう。

定期的に読み返す場合は、下線部を中心に読み返していくといいです。

それは自分に一番合った思考術・仕事術・健康術の詰まった「自己啓発書」になっています。

 

日記と似て否なる手帳術の本は数多くある一方、日記術について記載された本は意外と少ないのですが、表三郎氏の『日記の魔力』が参考になるので、見てみてほしいと思います。

 

 

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おしまい