一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

座右の書を定期的に読み返す

f:id:alonewolf_memorandum:20210404120749j:plain

新年度に入り仕事量が増えて摩耗している。

社内政治を適度にやったことで、今年度も無事人事異動を避けることに成功したので、新しい仕事を覚えるという面倒なことはないのだが、何がしんどいかと言うと、営業活動以外の報告や会議の数が激増したのである。

これで昨年同様に外回りもしないといけないという話なので、単純に勤務時間は伸びる。

どう考えても時代に逆行している組織運営なのだが、これが将来性の乏しい日系大企業の現実ということなのだと思う。

まじめな同僚は素直に会社・上司の方針に従うようだが、僕は絶対に勤務時間を伸ばしたくないので、実際の営業活動量を減らすしかないと思っている。

逆に言えば報告数を水増しするということだ。3訪問しかしていないのに5訪問しました的な。

バレたら人事的なマイナスは避けられないが、そうしないと自分の時間を守れない。仕方ないことである。

 

さて、こういう忙しい時期に気をつけないといけないのが、会社からの「洗脳」だ。

僕の勤め先では、ひと昔前まで、

・24時間仕事のことだけ考えろ
・経営者意識を持て(≒サービス残業しろ)
・自腹で接待しろ

等、社員の人権や財産権を無視した発言(ほぼ指示)が横行していた。

このように文字で書くと絶対にオカシイことでも、繰り返し刷り込まれると、オカシイと感じなくなってくるのが人間である。

会社で過ごす時間が長くなってくると、社外の情報に触れる機会が減るため、オカシイことがいつの間にか常識になってしまうのだ。恐ろしいことである。

 

仕事が忙しい時に是非やった方がいいことが「座右の書を定期的に読み返す」ということだ。

おそらくその本はあなたの価値観を変えた本であり、人生の指針にもなっているはずで、「365日朝から晩まで会社のために働きましょう」なんてことは決して書かれていないはずだ。

最初から最後まで読み通す時間的な余裕はないはずなので、パラパラと表紙・まえがき・目次・本文の太線部分だけでも読み返す。これなら大体1冊10分くらいでできるはずだ。

 

今日はD・カーネギーの『道は開ける』とスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』を読んだ。

はじめて読んだ時の気持ちが蘇り、勇気と元気をもらえたし、上司や先輩からの嫌味もふっとんだ。

何より、仕事を頑張っても報われるとは限らないので、適当にやろうという気持ちが戻ってきたのがよかった。

 

  

 

おしまい