最近積読している本があまりに溜まってきたので、ある読み方を実践している。
それは、まえがき&目次読書法である。
まえがき&目次読書法
その名のとおり、本のまえがきと目次だけ読んだら、さっさと次の本に移るという本の読み方である。
実際、まえがきと目次、あとがきを読むだけでその本の言いたいことは何となくわかる(本当はあとがきまで読めたらベストなのだが、電子書籍なのであとがきまで飛ぶのが面倒ということで省略している)。
個人的にはこれで30%〜50%くらいの理解度には到達できるのではないかと思う。
この読み方なら、1冊5〜10分なので、集中してやれば1時間に最大10冊くらい読める。
神田昌典さんが世に広めたフォトリーディングや本田直之さんのレバレッジリーディングをさらに短くした感じですね。
まえがき・目次には何が書いてあるか
では、ご存知の方も多いと思うが、まえがきと目次の意義はなんだろうか。
まえがきは、その本を手に取って、買おうかどうか迷っている人に対して、購入の決意をさせる部分なので、かなり力を入れて書いている。
大体において、本の成立経緯・著者の自己紹介・本の内容(あらすじ)・想定読者等について、複数(あるいはすべて)記載されているので、この部分は本のエッセンスが凝縮して詰まっている。
ナンパのACSモデルで言えばAフェーズで、あなたが声をかけて立ち止まってくれた女の子に対して、いかに自分と遊ぶことが楽しいかを力説している場面。力が入らないわけがないわけだ(笑)。
そして、目次は本文の究極の要約なので、言いたことが一言でまとまっている。
大学受験の時は、参考書の目次を見て本文の内容が思い出せるようになっていたんだけど、それくらい本文の内容を端的に表現した部分なのだ。
また、本の全部が自分にとって重要というわけではないはずなので、目次を読んで気になる部分だけ本文を読む、というというのも効率的な読み方だと思う。
未知のジャンルの開拓にも使える
ちなみに、まえがき&目次読書法は、気になっているジャンルについて大枠を捉えるという目的にもよく叶う。
まえがきと目次については、アマゾンのKindleストアでサンプルとしてほとんどの本が読めるようになっているので、あるジャンルについて、ベストセラーと言われていたり、レビュー数が多かったりする本を5〜10冊読めば、そのジャンルの重要ポイントは掴めるはずである。
そのうち、自分に合いそうな本を2~3冊購入するというのがベストなのではないだろうか。
ちなみに個人的な話をすると、僕は今論理的思考力を高めたいと思っているので、「思考力」「考える力」「ロジカルシンキング」などと銘打った本のまえがきと目次を読み漁っている。
この歳になって今更かよという感じですが、知識偏重型人間にはなかなかしんどい分野です・・。
おしまい