東洋経済オンラインにブログを書く際の参考になる記事がありました。
普段自分が意識していることが上手くまとまっていたので、今後文章を書く人の参考になればと思い紹介したいと思います。
具体と抽象
この記事の後半に、「少し長い文章を書くときのルール」が載っていて、それは次の2つの要素を入れることが大切とありました。
・「抽象的な内容」
どちらか片方だけでは、説得力のある文章を書くことは困難です。
抽象的な内容だけで文章を仕上げてしまうと、読者が実感を持てる文章にはなりません。
一方で、具体的な内容だけでも、単に書き手の日記となってしまいます。読み手が納得感を持つためには、具体的な内容が必要です。
具体→抽象の流れで書く
「具体的な内容」と「抽象的な内容」は、「具体→抽象」という流れで書いていきます。
具体的な事柄をあげた後、まとめとして抽象的な内容で締めると、日本語の文章として自然な流れをつくることができます。
この点を気をつけて読んでみると、読みやすいブログのほとんどが、具体→抽象の流れで文章が構成されていることがわかります。
僕がよく書く恋愛テクニックで例を挙げてみましょう。
・女性を口説く行為は、自分という商品を売る行為と同じで「確率のゲーム」である。
・目標を一人に絞ることは、相手の一挙手一投足が気になってしまい、余裕を失ってしまう。
・同時に複数の女性にアプローチしていると、「別にこの子にフラれてもいっか」と心の保険が生まれる。
・モテたければ常に複数の女性を追いかけるべきだ。
女性を口説くという行為は、自分という商品を売る行為に似ていて、いわばそれは「確率のゲーム」と言ってよい。われわれはモノを売るセールスマンと同じで、営業をしていれば断られることは当然あるが、打席に立ち続ければいつかは必ず契約につながる。ポイントは打席の数を増やすことだ。ターゲットとする女性を一人に絞っていると、他に持ち駒がないため、相手に冗談を言ってからかったり、一歩引いて様子を見るといった駆け引きをするのが難しくなってしまう。一方、同時に複数の女性(できれば5人以上)にアプローチしていれば、そのうちの1人を相手にしている時に「別にこの子にフラれてもいっか」と心の余裕が生まれ、キモチワルイ行動を取ることがなくなるのだ。
だから、女性を口説く際には「モテたければ常に複数の女性を追いかける」というマインドを常に持っていなければいけない。
これをさらに発展させた形が、抽象→具体→抽象の流れで書いてあるものです。
最初に結論や要点を書いてから、具体例を挙げて、最後に再度結論を書きます。PREP法と言われるようなものですね。
まとめ
このように、具体的な事柄から一般的な理論に持ち込む思考法は「帰納法」と呼ばれています。文章を書く際にはこの「帰納法」を意識しましょう。
一方で、書く前のネタ探しの段階では基本的に「演繹法」スタートとなることが多いと思います。一般的前提から個別的な結論を得る方法ですね。自分が主張したいテーマがあって、それに当てはまる具体的な事実を探していくといったプロセスを踏むからです。
・書く前の思考は「抽象」スタート。
・書く時の順序は「具体」スタート。
文章を書く際には、具体と抽象を意識して行ったり来たりするのが重要なのです。
おしまい