宅建士試験まで4ヶ月を切ったので、本格的に勉強にリソースを割いている。
今日自戒を込めて言いたいのは、資格試験にしろ大学受験にしろ同じだが、参考書マニアになるなということだ。
良質な参考書を自分の目で厳選し、何度も(最低4周)読み返す・解き返すことが大切なのである。
ワタクシの参考書の選び方
今回の宅建士試験で言えば、勉強を始める前にまずはネットで各参考書のレビューを読み漁り、何度も書店に足を運び、レイアウトから内容の充実度から、徹底的に比較分析し、購入する参考書を決定した。
その結果購入したテキスト・四肢択一問題集・一問一答問題集・知識まとめ本の4冊をヘビロテしている。ちなみに、過去問10年分は無料のスマホアプリで解いた。
出版社で言うと、テキストと四肢択一問題集はユーキャン、一問一答問題集はLEC、知識まとめ本は日建学院、とシリーズが揃わない結果となった。
各参考書には、テキストと問題集がリンクしているので自社シリーズに揃えて購入するように誘導する記載があるのが通常だが、テキストは良いが問題集はイマイチ(逆も然り)というケースは往々にしてあるし、出版社ごとに掲載されていない特定の細かい知識の穴を埋め合えるリスクヘッジ的な効果もあるので、1つの出版社ですべて揃えないことが試験対策上有効にこともある。
良書をしつこく覚える
本屋に行くと自分の持っていない参考書がとても魅力的に見える。
だが、渾身の一冊選んで浮気せずに10回繰り返した方が絶対良い。
仮に新たな参考書を買いたければ、今持っている参考書の記述を誦じて言えるくらいになっていなければダメだ。
僕は大学受験で世界史が得点源だったのだが、メインで使っていた参考書はナビゲーター世界史シリーズ4冊と用語集のみで、あとは随時模試などを受けるのみ。ナビゲーター世界史は頭の中でスクリーンショットで再現できるくらい内容を暗記していた。
これで私大の難関校でもすべて9割以上の点を取ることができた。
良質な参考書であれば、何冊も手を広げる必要はないのだ。
魔法の本などない
たいした大学にも資格試験に受かってもいないワタクシが言っても説得力薄なのだが、参考書マニアになると、本を買ったことに満足して、肝心の内容は全然身に付かないということになりがちだ。
参考書を買って本棚に並べたら、不思議と知識が増えたような錯覚に陥った経験はないだろうか。
僕は社会人になって定期的に給料が入るようになって、一時期参考書マニア病を発症してしまった。
参考書は高くても2000円台で買えるので、給料のほんの一部だから大丈夫だと、次から次へと本を買い、読みきれないままブックオフに売ってしまった本が大量にある。
「この本を読めば効率的に知識を身につけられる」
「次に買う本は自分の知らない分野を楽しく学べる」
そんな魔法を期待をしながら本を買いまくった結果、一度も読まないまま本棚に埋まってしまった本のなんと多いことか。
魔法の本など存在しないのである。
試験勉強においては、薄いビジネス書と違い、速読してエッセンスだけつまみ食いするということができない。
正確な知識を身につけるための唯一の方法は、良質な参考書を何度も何度も繰り返し読むこと、これに尽きると思うのだ。
おしまい