昨日は久々に実家に帰省し、年老いた両親を高級ディナーに連れて行った。非常に喜んでいた。年に4〜5回しか会わないので、平均寿命から考えると、このペースだとあと数え切れるほどしか会えないだろう。会った時くらいしっかりと親孝行をしよう。
そのまま実家に泊まったので、部屋を整理した。書籍を保管しているダンボールから、勉強法マニアの私が若かりし頃に収集した勉強法に関する本がたくさん出てきた。
2000年代後半(2006年〜2010年頃)、ビジネス書界隈では、勉強本ブームというものがあった。私と同じ30代後半のビジネスパーソンであれば、見たことある懐かしい本もあるだろう。出版年ごとに並べてみる。
超高速勉強法 (椋木修三/2004)
難関資格は働きながらとりなさい(佐藤孝幸/2004)
難関資格は「スキマ時間」でとりなさい(安藤光惠/2005)
年収10倍アップ勉強法(勝間和代/2007)
これは、流行りましたよね(笑)
最短で結果が出る超勉強法(荘司雅彦/2007)
「1日30分」を続けなさい!(古市幸雄/2007)
これも流行りましたね~
無理なく勉強を続けられる人の時間術59(古市幸雄/2009)
一生モノの勉強法(鎌田浩毅/2009)
資格試験の合格技術(多田健次/2009)
朝1時間勉強法 (山本憲明/2010)
スランプに負けない勉強法(千葉博/2010)
私が大学生~社会人なり立ての時期に購入した本である。既に絶版になり中古でしか手に入らないものも多い。
この頃は会社で理不尽なパワハラを受けまくっていたため、勉強に救いを求めていたところが大きい。当時は電子書籍もなかったので、付箋を貼りまくっていたのだが、会社の同僚と能力差をつけるためにどうするか、どうやって激務の中で勉強時間を確保するか、ということをひたすら探求していたようだ。
そして、改めて著者を見てみると、有名人や資格試験予備校の講師といったバックグラウンドの人が多い。最近の勉強法の本は、「偏差値30から東大合格」とか「元ヤンキーが司法試験に受かった」みたいなものが多く、講師のバックグラウンドが微妙な本が増えているような気がする(SNS界隈で有名になり出版に至っているケースが多そうである)。
これらは10年以上前に出版された本なので、勉強法の各論部分はテクノロジーの進歩とともに時代遅れになるので使えないものもあるかもしれないが、心構えなど総論部分は、時代が変化しても使える。
若い頃の情熱や反骨心を思い出し、原点に戻ることができるので、GWのような長期休暇に昔の勉強法の本を読み返してみるのはなかなかよいかもしれない。まあ、勉強本マニアの方なんて、そんなに多くないと思いますが(笑)
おしまい