一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

書評『大人も気づいていない48の大切なこと』Testosterone

今日は最近読了した本をご紹介。

 

大人も気づいていない48の大切なこと

★★★★☆

大人も気づいていない48の大切なこと キミの心をラクにするかんたんなヒント

 

Twitterで大人気のテストステロンさんが10代に向けて書いた本。

小学校高学年〜中学生を対象にしている感じで、自分・友達・勉強・将来などのカテゴリに分け、彼の著書の内容を噛み砕いて10代に熱いメッセージを送っている。『7つの習慣ティーンズ』の日本版と言ってもいいかもしれない。

読者の対象年齢が低いので当然スラスラと読めるのだが、読みながら幼少期に友人関係でいつも悩んでいたことを思い出して、不覚にもウルっときてしまった(笑)

小学生の頃にこの本に書いてあるようなポジティブ&自立的な思考を持てていたら、人間関係にも悩まずに済んだんだろうが、社会に出た大人だからこそわかる内容もあり、おそらく大半の小学生レベルの人生経験だと理解ができない部分が多分にあるだろうという難しい問題はある。

 

思い返すと、今では信じられないのだが、小学校〜高校くらいまでは他人の目を気にし過ぎて、本当に毎日生きるのがキツかった。

本当は一人で家で遊びたいのに無理して友達と遊びに行ったり(というか親に行かされたのだが)、スポーツクラブに入れられたりして、しんどかったな・・。生き方を選択できないのが子供の大変なところだ。今の方がよっぽどラクである。

 

生きてるだけで、超えらい。キミはとってもえらい。

友だちと自分を比べるのはやめよう。でもゆいいつ、比べたほうがいい相手がいる。それは過去のキミ自身だ。

他人からどう思われるかなんていくら考えてもわからないし、コントロールできない。自分の行動はコントロールできるけど、相手がどう思うかをコントロールするのは絶対に不可能。だから、気にしてもムダだ。

とか、30年前の自分にそのまま言ってやりたい言葉がたくさん出てきて、読みながら当時の自分の姿を何度も思い出してしまった。

 

ということで、子供がいる人は子供に読ませてもいいが、文字が多いので読書習慣が身についていない普通のガキには難しいと思う(笑)

それより、大人である私たちが読んで、過去を思い出して涙ぐむために使う本だな。子供と読んでて親が泣いちゃう的な、そんな本だと思う。

活字が苦手だけど、自己啓発本に興味があるよって人にもオススメ。

 

おしまい