元外交官で作家の佐藤優氏が、よく著書の中で、ビジネスパーソンに求められる教養を身につける方法として、高校レベルの社会・数学の教科書を読み直すことを推奨している。
ただ、昨今SNSなどを見る限り、今の日本人の多くは、ぶっちゃけ高校レベルの教科書を読むレベルにも至っていないものと思われる。
そして、正味、私自身数学は高校の数学ⅠAでもかなり怪しい。放っておくと大人になるにつれて学力は落ちていく一方なのである。
そんな大人が、中学レベルから学び直したいという時にオススメなのが、旺文社の「中学総合的研究」という辞書的な参考書シリーズである。
全ページカラー刷りで図表・写真も豊かで、これ一冊で各教科に求められる知識を習得できると思われる。
また、このシリーズは改訂を重ねているので、型落ちであればブックオフで220円で購入できることが多い。受験生なら学習指導要領から外れてしまうと不都合が生じるが、我々社会人の学び直しであれば大勢には影響ない。
似たようなシリーズもので、学研プラス「パーフェクトコース」と受験研究社「自由自在」がある。レイアウトが若干違うので、自分の見やすいものを選ぶといい。型落ちが安いのは「総合的研究」と同じである。
我々が中坊だった頃はこんなに市販の参考書に恵まれていなかった記憶があるが、本当に素晴らしい時代になったものである。
あとは、本当に苦手な科目はスタディサプリに登録して授業を聞くとよいだろう。
以前にも記事に書いたが、スタディサプリは、リクルートが提供する受験生向けのサービスだが、年齢問わず月額2178円(税込)ですべての講義が見放題だ。
alonewolf-memorandum.hatenablog.com
特に、社会科の伊藤賀一先生の授業はいつまで聞いていても飽きないほど面白いので、本当にオススメである。
最近は、自分が勉強していた90年代後半〜00年代前半と比べ、安価で素晴らしいコンテンツが供給されているので、これを使わない手はないと思う。
おしまい