一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

自分の拠点をつくる大切さ

35歳を過ぎてから、プライベートでは自宅に籠る時間が増えた。それも、自室のベッドの上にいる時間が大半だ。

ジムへ行ったり、家の周りをジョギングしたり、身体的な活動をする場合などは、もちろん外に出ることもあるが、基本的に知的な営為をする場合は、ベッドで横になりながらやっている。これが一番疲れず、体力を温存できるのだ。

ベッドで寝転んでいても、ネットはもちろん、電子書籍・動画を観たり、ブログ書きだってスマホ一つでできる。インプットもアウトプットも基本的にはスマホ一つで足りるのである。

 

当然、家の外に出かけることで触れられる情報(旅行や面白い人と会って話すこと)が貴重な体験ということは認める。私も20代の頃はスケジュールをびっしり埋め、旅行や飲み会・デート等の予定を入れたものだ。

しかし、現在と比べてはるかに活動的だったその頃が、今よりクリエイティブに頭が働いていたかと聞かれると、決してそんなことはなかったように思う。

常に時間に追われている疲労感があり、新しいことを始めたり、ゆっくり考えたりする暇がなかった。

 

自室にいれば、読書に飽きたら勉強をしたり、インプットに飽きたらアウトプットに変えたり、疲れたら眠ったり、頭のメモリが一杯になってきたら一時的に頭脳を休ませたりすることも自由にできる(さらにシャワーを浴びたり、ストレッチしたり、筋トレしたりも可能だ!)。

外の世界に出て、他人と一緒にいたりすると、どうしても自分がその時やりたい行動が取れなくなることが多い。

大人の男は、愛着のある肉体的・精神的な「自分の拠点」を中心に活動するとよいだろう。

 

私自身、女遊びだけは最後の最後まで続けていたが、いよいよ特定の女と過ごす時間が勿体無いと思えてきた。自分の家に女を入れてしまうと、外で他人といるのと同様、自分の時間をコントロールできなくなるからだ。

そんな私が唯一楽しいと思っているのは、不特定の女をナンパしている時だ。最低限、外に出た時はナンパに勤しむようにしている。

そもそもの成功率はとても低いのだが、もし成功しても、長期的な仲にはならない。あの後腐れなさが良い。今はひたすら自分のやりたいことに時間を使いたいのだ。

 

おしまい