一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

出世しようと思うからキツい、転勤回避・快適な環境作りと思え

新年度に入り、絶賛社畜中である。

私はゴルフをやらない分、上司や先輩とのランチ・雑談・飲み会・雑用などにはできるだけ付き合おうと思って過ごしている。いわゆる「三遊間」の仕事も可能な限り拾う。同僚・後輩からの面倒なお願いも、人間関係とタイミングにもよるが、可能な限り受けるようにしている。

 

上で挙げたことは全て本来の業務外の動きになるので、その分仕事が溜まったり、プライベートの時間が削られることになる。

 

これを「出世」のためだけだと思うとなかなかキツい。私のようにJTC勤務だと、出世は上司の評価や好き嫌いだけでなく、実績・空きポスト数・順番など三次元・四次元の要素で決まる(要は運とタイミングも大きい)ので、努力が報われない可能性も大いにある。

 

私は、主に「転勤回避」目的でこうした時間に投資しているつもりだ。基本的にJTCは上に嫌われると転勤・異動対象にされ、好かれていると手元に温存してもらえる傾向にある。

自身の経験上、部署異動のたびに最初の半年くらいは死ぬほど忙しくストレスが溜まった記憶がある。新しい仕事に加え、新しい人間関係、転居を伴えば新しい住環境にも慣れていかないといかないからだ。だから、可能な限り転勤は避けるべきなのだ。

 

また、上から好かれるとマークが外れやすくなる。すると、直行直帰の多用、出張の自由度アップ、経費申請が通りやすくなる、組織の重要な意思決定の際に意見を聞いてもらえる、など自身の労働環境の快適性向上にも直結する。

 

このように考えれば、一見無駄に見える社内政治にも大きなメリットがあると言えるのでは無いだろうか。社内政治の目的は「出世」だけではないということを理解し、自分の利害のためだと割り切って動いたらいい。こうやって私はもう5年も6年も転勤回避に成功してきた。

こうやってしたたかに動いていると、転勤させられるのは昇格を伴う人事異動の時くらいである。それは、いわゆる「出世」なのだが、その時が来るまでは転勤させられず、自身の望む環境を作るべく、職場のメンバーとの関係は大事にすることを勧めたい。

 

おしまい