一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

やっぱりおかしい日本の終身雇用

ザ・JTCという奇妙な組織で15年ほど過ごし、直近1年間は中途採用に力を入れている中堅企業に転職をして勤務をしているのだが、やっぱり日本の終身雇用はおかしいと改めて感じた次第。

「なんで15年も頑張ったのにやめちゃうの?」と周囲からは止められたが、冗談じゃないという感じであった。

 

15年というのは小学1年生がほぼ大学を卒業するのと同じ年月である。ご自身の過去を振り返ってもらえば容易にわかると思うが、めちゃくちゃ長い年月だと思わないだろうか。

JTCは新卒一括入社から定年までの期間が長すぎる。今後、定年が70歳になったら(おそらく間違いなくなるだろう)約半世紀もの間同じ会社にいることになる。

大体のJTCでは、最初の10年で出世できるかが決まるのだが、私の場合ちょうど10年目くらいで先輩との相性が悪く左遷される羽目になり、振り落とされてしまった。

仕事がゆるいところと福利厚生が手厚いことだけは捨てがたくはあるものの、それからあと40年近く会社にしがみつくことは「拷問」としか思えなかった。やっぱり、日本の終身雇用は異常である。

受験勉強も仕事もそれなりに気合を入れてストイックにやってきた自分からすると、ゆるさはさほど大事でないという結論となったのである。

 

幸い、他社に転職させないように「ゼネラリスト」育成を基本としていた前職では珍しく、法人営業畑が非常に長かった(実は将来の転職も視野に入れて頑なに人事異動を拒んでいたのだが)ので、ある種「スペシャリスト」として転職市場では評価をいただけた。

いわゆるジョブ型のスペシャリストは会社の看板を借りた個人事業主のようなものなので、またその会社を辞めても同じ領域での転職がしやすい(実力があれば独立もできる)。

 

だから、もし学生がこれを読んでいるのであれば、絶対にジョブ型採用で新卒カードを切ってもらいたいと思うし、JTCに入れた優秀な人も何かと実力をつけたり理由をつけたりして、転勤・人事異動を避けるように画策してみてほしい。

法務・会計などの領域を除けば、スペシャリストがまだまだ少ない日本において、何かスペシャルなものを持っているだけで、次のキャリアを見つけるのがすごくラクになる。

 

おしまい