一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

新人時代のハードワークは大事

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新人時代にハードワークをしておいて本当によかったなあと最近思う。

 

私が社会人になった平成20年頃は、大企業でもまだパワハラが当たり前の時代で、あの時ほど体力的・精神的にしんどい時期はなかったが、いかんせん20代前半という有り余った若さのおかげで、深夜までの激務に耐えられていた。

毎晩早くても帰宅は23時頃、その後も今は無き独身寮で明け方まで先輩と飲みに付き合わされるなんてこともザラだった。

全くもって思い出したくもない暗黒時代である。

 

事業に惚れ込んで入社した会社ではなかったので、そこまでの熱意を持って仕事に取り組まなかったものの、それでも目の前の業務に夢中になると食事をしたかどうかさえ忘れることもあり、若い頃の集中力・吸収力というものは何事にも変えられない財産だったとアラフォーの今になって感じる。この時にいかに仕事だけにフォーカスするかがその後のキャリアを大きく左右すると思う。最初の1年間は恋愛なんてしている場合ではないのだ(モテなかった)!

私の場合、初年度から上司・先輩の期待を上回っていたので、評価は同期の中でもピカピカで、突然左遷される入社10年目くらいまでは安泰のキャリアを歩んだのだが、とにかく徹底的にハードワークに徹した最初の1年を超える自己成長の実感というものは未だ得られていない。

 

前職のJTCでは「働き方改革」「パワハラ防止」を旗印に、年々新人を大事に大事に扱うようになったため、最近は頭が良いだけの若手が増えてしまったように思う。

現職は未だにハードワーク文化がバリバリ残っているので、一部の新入社員はやりがい搾取を受けながらもイキイキと終電間際まで働いている(一部の社員は文化に合わず退職してしまいそうだが)。

2社の若手を比べてみると、どうやっても1年後のサラリーマンとしての戦闘力は雲泥の差になっている可能性が高いと思う。

 

自分が、イヤイヤ働いていた前職でもあれだけの能力が伸ばせたと思うと、自信を持って自社の製品・サービスを販売できている現職に新卒で入れていたら、果たしてどれだけの成長ができていたのだろうと思うと少し悔しい思いがある。近くにいる新人が正直羨ましいなーと。

 

ただ、ここからが大切で、どんなことにも遅過ぎることはない。

事実、ここ1年は新人になったつもり(文字通り中途社員としては新人であるが)であくせく働いたおかげで、ものすごい成長曲線を描けたという自負がある。アラフォーのおっさんでも限界などなく成長は可能なのだということがわかった。

これからも目の前の仕事に集中し、積極的に仕事を掴みに行くことで、自分の能力を伸ばし、現職で昇進・昇給するだけでなく、社外に転職する選択肢も増やしていけるよう、過ごしていきたいと思うのだ。

 

おしまい