一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

中年になるに当たっての心構え

つい先日『40歳という年齢に焦る』というタイトルの記事を書いた。

最近、40歳になるってことを考えて、非常に焦っていたんですね。

まさに子供の頃漠然と思い描いていた将来像(成功像)とのギャップ、要は「まだ自分は何も成しえていない」感に愕然としてしまっている。

昔あるJ-POPアーティストが「マイケル的生活で世界をまたにかけていたはず」と歌っていたが、そこまでいかずとも、もう少しマシな人生もあったのではないかなんて思うのだ。

 

ただ、よーく考えてみると、日本人は「若い」ということに価値を置きすぎているような気もしてきた。というか、多分そう。

 

海外の文化・価値観は詳しくないのだが、映画・ドラマ・J-POPの歌詞、どれも主人公は若者が圧倒的に多い。それが、素晴らしい的な。

単純にこれに毒されておっさん・おばさんと言われる年齢になると「若くていいね」とか言っちゃうのではないか? と思った。

これは完全にメディアによる洗脳では? と。

マスメディアにより刷り込みされることは私が一番大嫌いなことなので、これは絶対に避けないといけないことなのではないか。

 

まあ、実際歳を取ってみてから素晴らしいと思うことも多々ある。

身体が疲れやすくなる代償かわからないが、メンタルは年々安定するし、人生の経験値が蓄積されていくので日々遭遇する個々の事象に対して適格な判断を下しやすくなる。自分が年長者になるので、他人から説教を受けたりすることも減る(これが一概に良いとは言い切れないが)。他人と無駄に比較される機会も減る。

 

放っておいても歳は絶対に取るものなので、あんまり周りの価値観・常識に惑わされずに、中年になるって素晴らしいという考えをもっと持ったほうがいいのかもな。

 

とはいえ、みっともない体型にならないとか、運動をして体力の衰えを防ぐとか、そうしたことは重要だろう。

無理して若者っぽい服を着ない、かといってオヤジっぽい恰好をしないとか、周囲から見ていい感じの塩梅の中年になりたいものである。

 

それでも、細々と続けているストリートナンパだけはいかに若く見せるかだけの競技なので、若作りは続けていくつもりなのだが。

ただ、必要以上におっさんになることを恐れる必要はない、という心構えで中年を迎えていきたい。

 

おしまい