一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【成功へのメモ】『金持ち父さん貧乏父さん』

先日書いたとおり、ビジネス書まとめ本のまとめをする作業を始めている。

毎日ひたすら読み返すレバレッジメモ(読書メモ)に転記したポイントを中心に、備忘のために記録を残していきたい。ダラダラと全体を漠然と把握するより、キーワードをいくつかだけでも刷り込むことが大切。

記念すべき一冊目はこちら。

改訂版 金持ち父さん貧乏父さん ――アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

金持ち父さん貧乏父さん

著者

アメリカ合衆国の投資家・実業家・作家・モチベーショナル・スピーカー・金融リテラシー活動家。 時折、金融コメンテーター。 日系4世。 『金持ち父さん』シリーズの著者。

要約

『金持ち父さん貧乏父さん』は、ロバート・キヨサキ氏が自身の人生経験をもとに、経済的自由を得るための思考法や行動について解説した本。

自分にとっての2人の父親の対照的な教えを通じて、富を築くための原則を示してくれる。

貧乏父さん(実父):高い教育を受け、公務員として安定した収入を得ていたが、お金についての知識が乏しく、最終的には経済的に苦しい生活を送る。
金持ち父さん(友人の父親):正式な教育を受けていないが、実業家としての経験から、資産を築くための知恵を持ち、経済的成功を収める。

ポイント

1.お金のために働く vs お金を働かせる
貧乏父さんは「いい仕事をして安定した収入を得る」ことを教えるが、金持ち父さんは「自分のためにお金を働かせること」を重要視する。すなわち、資産を築き、それが自分に代わって収入を生み出す仕組みを作ることが大切だと説く。

いい大学を出て、いい会社に就職しても、「ラットレース」(=常にだれかのために働かされている状態)の入口に立つだけ。

 

2.資産と負債の違い
「資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」であり、「負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもの」と定義。「損益計算書」と「貸借対照表」の理解が読み進める前提となる。

日本人も多くの人が家や車を資産と考えがちだが、著者はそれらが収入を生まない限り、負債だと主張。実際、住宅ローンは借金以外の何物でもない。

 

3.金融リテラシーの重要性
学校で教わらない「お金の知識」を学ぶことが不可欠であると強調されている。収入を増やすだけでなく、税金や投資、ビジネスの知識を持つことが経済的な成功への鍵だとされている。

具体的には、①会計力②投資力③市場の理解力④法律力が必要。どれもサラリーマンから脱して独立するには、必須の能力と言えそうである。

 

おしまい