一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

切れ者の歳下がマネージャーになる

自分の勤務先は、時期を問わず年間を通じて割と異動が多いのが特徴だ。

先日、自分のチームに新たに歳下のマネージャーがやってきた。

彼はあのT大卒の元コンサルで、頭がキレキレと評判であった。

 

優秀であるが故、周囲に求めるレベルも高く、前のチームで若手を何人か潰してしまい、メンタルタフネスなメンバーが多い我がチームにやってきたという噂だ。

たしかに一応歳上の私にもガンガンタメ口だし、オラオラ感がハンパなく独特なオーラを出している。

 

港区某所に住んでおり、明け方まで飲んだ日は昼まで会社に来ないという自由っぷり。

でも、出勤したら鬼速でメールとチャットを打ち返し、参加したミーティングではテキパキと指示出しして、定時で颯爽と帰っていく。

 

うーん、私の理想とするサラリーマン像はこれだ。

ザ・ひと昔前のコンサルタントという感じでめちゃくちゃカッコいいのだ。

 

まだ私自身は詰められたことはないのだが、「なんかあったら一匹狼さん年齢とか関係なく詰めるからね」と宣言までされている(笑)

こういうピリッとした緊張感は心地いいし、頭の良い人から論理的に詰められる分には納得感もあるため、何の苦痛も感じないのだ。

だってプロスポーツの世界に年齢による上下関係なんてないだろう? 優秀な人がそうでない人を叱って組織全体のパフォーマンスを高めていくことはごく当たり前のことである。

「メジャーリーガーだと思って1年仕事しなさい」と私の勤務先ではよく言われる。まさに年齢に関係なく個人の能力で勝負しろということだ。そうしたメンタルで仕事のしやすい状況になったと言える。

 

しかも、飲みに行った時はしっかり歳上ということで立ててくれるし、デキるサラリーマンというのはこういう人材を指すのだろうな、と改めて思った。

厳しい彼からしっかり業界知識・ロジカルな思考を学び、パワーアップしていきたいと思うのだ。

まあ、少し環境が上向きそうで何よりである。

 

おしまい