ビジネス書の要約シリーズ。
著者
勝間和代
日本の著述家、評論家。元・公認会計士。ダボス会議(世界経済フォーラム)2009年度ヤング・グローバル・リーダーの一人。株式会社監査と分析 取締役(共同パートナー)、中央大学大学ビジネススクール客員教授。
要約
勝間和代氏の出世作。当時、私もまだ20代前半で、自己啓発書ブームのど真ん中を走っていた本という記憶がある。
シングルマザーという立場にもかかわらず、着々とキャリアアップを図り、新卒から38歳までの16年間で「年収を10倍にする」というシンプルな目標をいかにして達成したのか、そのノウハウを余すところなく公開している一冊。
ポイント
1.どのような勉強にも共通する5つのコツ
勉強はスポーツと同じで、ちょっとした「コツ」が必要。 それは以下
①基礎を最初に徹底的に学ぶ
②先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
③学ぶ対象の基本思想を理解する
④学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
⑤勉強をわくわく楽しむ
2.勉強には仕組みづくりが大事
人間、なかなか成果の現れないものよりも、目の前に迫る緊急の用事を優先するようにできているため、それを変えるためには強固なルールを作らないといけない。
つまり、勉強が無理なく続き、それが年収アップにつながるようなごく個別具体的なやり方と、それに合わせて自分を追い込み、うまく習慣化させてしまう仕組み一式が必要である。
3.年収の5~10%を自己投資に充てる
収入のおおよそ5〜一10%を勉強法の勉強のための投資に費やしていくと、その2倍から10倍以上になって返ってくる。
つまり、投資先として株や不動産ではなく、人的投資の運用効率がいいと指南している。
ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。
おしまい