成功本まとめシリーズ。
著者
飯田 亮
1933年東京日本橋生まれ。神奈川県立湘南高校卒。1956年3月学習院大学政経学部経済学科卒業。同年、父の経営する酒類問屋の岡永に入社。1962年7月、日本初の警備保障会社、日本警備保障(現セコム)を設立し、代表取締役社長に就任。
要約
「水と安全は無料」という時代において、当時存在しなかったセキュリティサービスの会社を創業し、今や介護事業や保険事業にも進出しているセコム創業者である飯田亮氏の自伝。
1961年の冬、著者と学習院大学時代の友人の戸田寿一氏は海外では警備専門の会社があるということを知る。その瞬間「ゾクゾクした」と言っている。それは、まさに二人で決めた「独立の五条件」に合致していたからであった。
ポイント
1.リスクを背負うこと
リスクを背負うからこそ「株式会社」である。
新しいことをやらない企業に価値はありません。新しいことにはリスクがつきものですが、得られる利益も大きい。そのリスクと利益の両方を株主と分かち合うからこそ、株式会社は存在するのです。リスクを覚悟の上で新しいことに挑戦していかないのであれば、株式会社である必要はありません。社団法人でいいと思っています。
2.独立の五条件
大学卒業後、父親の営む酒問屋・岡永商店に入社した飯田氏は、大学時代の親友である戸田氏と将来の独立に向けて夢を語り合う。そんな中、二人が決めた独立の五条件が以下。
1.努力をすれば大きくなる仕事であること
2.誰もやっていない仕事であること
3.人から後ろ指を差されない仕事であること
4.大義名分のある仕事であること
5.前金も取れる仕事であること
3.老いに関する考え方
執筆時74歳だった著者が放った以下の言葉。実際にそれから15年後の89歳にて没された。20代・30代の無気力な若者に聞かせたい言葉。
いま、七十四歳です。もしも八十歳まで仕事をして、あとをのんびり暮らすとすれば、残りは六年ですから、やってもやらなくても大して違わない仕事にしかなりません。
ところが九十歳までなら、あと十六年です。スケールの大きな仕事ができます。何をやるかグランドデザインが必要になり、そうなると発想も違ってくるし、生き方も違ってきます。
ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。
おしまい
