成功本まとめシリーズ。
著者
正田圭
TIGALA株式会社 代表取締役。
15歳で起業。インターネット事業を売却後、M&Aサービスを展開。事業再生の計画策定や企業価値評価業務に従事。2011年にTIGALA株式会社を設⽴し代表取締役に就任。テクノロジーを用いてストラクチャードファイナンスや企業グループ内再編等の投資銀⾏サービスを提供することを目的とする。2017年12月より、スタートアップメディア「pedia」を運営。(プロフィールは発行当時)
要約
本書のタイトルは『サクッと起業してサクッと売却する』。こう聞くと、そんな簡単に起業して、しかもその事業を売却するなんてできこっこないと思う人が大半だろう。
しかし、会社を作って売却するのは、世の中に数ある儲け話の中で、一番確実で一番地に足の着いた最もシンプルな方法だと著者は言う。さらに、事業のアイデアも「コピペで良い」と言い放つ。
本書は大きく2つに分かれていて、PART1(1~3章)はマインド編、PART2(4〜5章)は実践編である。本書を熟読することで、イーロン・マスクのようなシリアルアントレプレナー(連続起業家)の一歩を踏み出すことができるだろう。
ポイント
起業に崇高な理念など必要ない
いつか本気で世界を豊かにするようなサービスを思いついて、それが心の底から一生をかけてやり遂げたいミッションだという確信があるのであれば、そんな素晴らしい起業はない。しかし、初めて起業する「起業ビギナー」に、そんなレベルの高い起業を求めるのは間違っているし、そもそもそんなことビギナー起業家にできるわけがない。起業とは、まず、自分が幸せになるためにするものなのである。
世界で最もシンプルなお金の儲け方
他人の作ったシステムは、そのシステムを構築した側の人間が、たいていの場合儲かるようになっている。そこに乗っかってしまうと、運が良ければおこぼれが手に入るかもしれないが、多くの場合、システムを作った側に搾取されて終わる。ビットコインで一番儲かっているのは、ビットコインを作ったサトシ・ナカモトで、不動産取引で最も儲かっているのはゼネコンである。何かに依存している限り、最後に何かあったとき、ババを引かされてしまうのが世の常だが、自分で起業すれば、自分のわからない要素を取り入れる必要がない。自分がわかっていることを商売にすればいい。
起業のアイデアはコピペでよい
起業を足踏みしてしまう理由のうち、最も多いのが「アイデアがない」こと。
起業するときは、まず儲かっている商売、成功している人の「真似」から入るのが正解。間違っても、自分で気の利いたアイデアを思いつこうとしないことである。
日本のM&A市場は着実に大きくなっていて、2024/12/16の日経新聞の一面にもM&A(合併・買収)型の承継が20%を超えたと記事になっていた。この流れで、起業&売却は珍しくなくなっていくだろう。その時に、さらに本書の知識が活かされると思われる。
ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。
おしまい
