一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【成功へのメモ】『週末起業』

成功本まとめシリーズ。

週末起業 (ちくま新書)

週末起業

著者

藤井孝一
1966年生まれ。経営コンサルタント中小企業診断士)。大手金融系の会社に勤務の後、経営コンサルタントとして独立、のちにコンサルティングと企業研修を主な事業とする(株)アンテレクトを創業し、代表取締役に就任。そのかたわら、現役のビジネスパーソンに、独立・起業を指導する活動をライフワークとして行っている。

要約

仕事を辞めず、週末だけ起業することを提唱する本。

著者は、起業は素晴らしいライフスタイルであり、ぜひ挑戦してほしいとしつつ、そのリスクについてもしっかり把握すべきとしている。誰もが想像できるだろうが、起業するときに直面する最大のリスクは、収入が突然なくなることである。サラリーマンのように何もせずとも毎月銀行口座に給料が振り込まれるなどということはない。

また、起業をすると、専門家を雇わない限り、何でも自分でやらなくてはならず、雇わないにせよ法律・会計・税務などを学ぶ必要はある。こんな世界に何も知らずに飛び込んだら、普通は大けがをする。

それを避けるためには、起業家になるためのトレーニングを積むことが必要で、そのトレーニングとして最良なのが、会社を辞めずに起業してみることだという。そのためのノウハウに溢れた本である。

ポイント

1.「週末起業」=大手企業の赤字事業

大手企業には、黒字事業と赤字の新規事業がある。これを「週末起業」をしたサラリーマンに置き換えると、黒字事業が「現在の勤務先」、赤字の新規事業が「週末起業」に当てはまる。新規事業が最初から黒字になることは稀で、黒字になるまでは「給与」という形で黒字事業に食わせてもらうというのが本書の姿勢である。黒字事業を切り捨てる経営者がいないように、新しいことを始めるために勤務先の仕事を自ら切り捨てる必要などない。

 

2.週末起業のテーマを決める

起業のテーマを決める際に重要なポイント、それは次の三点を満たすかどうかで判断する。

・やりたいこと
・できること
・時流に乗っていること

順番としては、まず、「やりたいことは何か」を考え、次に「それが自分にできるのか」を考え、最後に「時流に乗っているか」をチェックしていく。逆の順番で発想する人が多いというので、注意が必要だ。

 

3.週末起業を成功に導く五つの心得

週末起業を成功するための心得は以下のとおり。

心得1 継続的に投資をする
心得2 家族を巻き込む
心得3 会社には内緒にする
心得4 時間を確保する
心得5 ビジネスを楽しむ

一番最後の「ビジネスを楽しむ」ことが一番大切。趣味や好きなことをテーマにしたなら、ある程度は割り切って「1円でもお金がもらえれば儲けモノ」くらいの気持ちで、まずは楽しむつもりでやることが大事。

 

ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。

 

おしまい