一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

特定の人と仲良くするリスク

最近、仕事をする上で意識したいと思っているのが、特定の人と仲良くしすぎることのリスクだ。

 

以前、仲の良い歳下の同僚とよく飲み食いをしているという話を書いたのだが、急にその彼が転職してしまった。

実は、彼からは一時期ベッタリくっつくことで知識を吸収するだけして、最近はたまに一緒にランチに行くくらいの仲にとどめておいた。

決して彼を嫌いになったわけではなく、毎日一緒にいすぎるのは危険だと直感的に感じていたからである。

 

特定の人に依存してしまうと、その人に聞くことですぐに答えにたどり着けるため、調べたり考えなくなり、その人が異動したり辞めたりした時に困ることが目に見えていたからである。

 

今は、自分の配下にアシスタントをつけてもらっているが、彼女に仕事を任せすぎるのも良くない。

派遣社員契約社員という存在は、ある日突然退職してもおかしくないからである。

 

したがって、特定の人と一定の関係を持ちながらも、他の同僚とも適度にコミュニケーションを取ることが重要。全方位外交が無難である。

 

そして、結局のところ、最終的には、自分の能力を高めて何でも自力でやるくらいの気概で過ごさないとダメだと思う。

経営的な意思決定から、クライアントの状況把握と営業活動、事務作業の実施まで、全て自分の業務範囲に収めていないといけない。

 

あくまで他人はプラスアルファ、スポットで助けてもらうくらいの存在だ。「助けてもらえたらラッキー」くらいに考えておく。

 

マネジメント職の人間なのであれば、きっとその時組織に所属するメンバーのスキル・経験に応じ適切な業務をアサインすることが求められるのだろう。

しかし、それが楽しい仕事なのかと問われると、私にはあまり魅力を感じないのである。全てを自分一人で気合で乗り切る方が楽しくはないだろうか。

こういう時、私はマネジャーはおろか、経営者には絶対向いてないなと思ってしまう。

本当はフリーランス個人投資家向きなのだろうが、可能な限りフリーランスに近い働き方をサラリーマンとして追及していきたいと考えている。

 

おしまい