
今日は、前職でお世話になった先輩が、晴れて会社を辞めると連絡があったので、東京駅で飲んでいた。
普段は平日に飲みにいくのはあまり好きではないのだが、新人の頃に面倒を見てもらった恩義もあり、迷わずに行くことにした。
私が働いていたJTCの話を聞くと、やはりこの時代でも全く向上心がなく、会社にぶら下がっているおじさん・おばさん達が山のようにいるらしい。
彼ら・彼女らが一掃されるまでは、雰囲気的にあと10年くらいはかかるらしい。そうした状況に、さすがに危機感を感じてやめることにしたそうだ。
とはいえ、逆にあと10年経てばまともな会社に生まれ変わる(可能性が高い)と思うと、これからの日本の大企業にも少しは期待していけるのかもしれない。
実際、少しずつ旧態依然とした経営者が引退をしており、そうした新陳代謝を通じてやっと株主目線の経営ができるようになり、ここ数年の日本株の株高の一因につながっているという噂もある。
さて、先輩はそのあと深夜に別予定があるらしく、21時過ぎには解散した。
私が飲み会を嫌う一番の理由が、ダラダラ飲んだ結果、酔っ払って家に帰って何もできないことなのだが、2~3杯飲んだだけのほろ酔い程度で帰宅し、その後いろいろできるのであれば全然アリだ。
飲むこと自体は嫌いではない(むしろ好き)し、ついこの前書いたばかりだが、特にほろ酔いでふらっと立ち寄る本屋は最高である。
せっかくなので、去年できたばかりの八重洲ブックセンターグランスタ八重洲店に行ってみた。

以前存在していた八重洲ブックセンター本店は、近隣の再開発に伴い2023年3月末で営業を終了したが、グランスタ八重洲店は、その本店を受け継ぐ店としてオープンした。
ワンフロアながら、場所柄ビジネス書が充実しており、私のように無駄に意識高めのサラリーマンにはちょうどよい空間になっていると思われる。
さて、シラフならついつい、「この本役に立つのか? タメになるのか?」と冷静に本を選びがちである。
しかし、お酒を飲んで心がいい感じで緩んでいる時間に本屋に立ち寄ると、意外ないい本が見つかったりする。
これこそ、外山滋比古氏のいう「セレンディピティ」というものなんだろうな、と思いつつ、新刊のインクの匂いを嗅ぎながら過ごす時間は至高の時間である。
そして、家に帰ってもう一杯飲みながら、このブログ記事書いたり、本を読んだり、最後に〆のカップラーメン(小盛)を食べたりしている。
心身ともに健康なまま、こうしたささやかな幸せな日々がいつまでも続いてくれたらいいなと思うのである。
おしまい