先日、会社の飲み会での出来事だ。
ビールを片手に、職場のあれこれを話しているうちに、いつの間にか誰かの仕事ぶりや態度についての不満を口にしていた。
「〇〇、あの資料の作り方、雑すぎない?」
「△△、また遅刻してたよね」
その場は盛り上がった。これ自体、勤め人の赤提灯でよくみる光景だ。でも、家に帰ってふと気づいた。
今日、どれだけの悪口を言っただろう?
帰宅する電車の中で、どっと自己嫌悪が押し寄せてきた。
思い返せば、日常的に愚痴や不満、文句を口にしている自分がいる。
こうしたネガティブな発言をしないように、手帳にメモしたり、新年の抱負にしているのだが、全く長続きしない。
このままではいけない。
そう思い立ち、「悪口を言わないキャンペーン」 を始めることにした。
参加者は、自分ひとり。
期間は、できるだけ長く。
ルールは、悪口だけでなく、愚痴・不満・文句、そして自慢も言わない こと。
悪口・愚痴を言わないメリット
実際に取り組んでみた結果得られるであろうメリットを考察してみる。
1.気持ちが穏やかになる
悪口や愚痴を言うと、一瞬スッキリする。でも、その後、なんだかモヤモヤした気分になることが多い。
「言わなきゃよかった」と後悔することもあるし、「あの人のこと、また悪く言っちゃったな」と自己嫌悪にもなる。
悪口を言わないと、心が軽くなる。
ネガティブな言葉を発しない分、気持ちが落ち着いて、イライラすることも減る。
2.人間関係が良くなる
悪口を言うと、その場にいる人は共感してくれるかもしれないが、実は信用を失っている可能性が高い。
当たり前だが、「この人、裏では自分のことも悪く言うかもしれない」と思われるからだ。
逆に、悪口を言わないと「この人は安心して話せる人だ」と思われる。
職場でもプライベートでも、良い人間関係が築けるようになる。
3.自分に自信がつく
愚痴や不満を言っていると、「自分は被害者」「自分は正しい」という意識が強くなる。
一方、悪口を言わないと決めると、「じゃあ自分にできることは何か?」 と前向きに考えるようになる。
たとえば、仕事で「上司の指示が曖昧すぎる」と不満を言うのではなく、「具体的にどうすればわかりやすい指示をもらえるか?」 を考えるようになるだろう。
結果的に、自分の成長につながるし、「自分の行動で状況を変えられる」と思えるようになり、自信がつく。
悪口を言いそうになったときの対処法
とはいえ、悪口を完全に封じるのは難しい。イライラしたり、不満が溜まったりすることもある。
そんなときの対処法も事前に考えておく。
1.「これは悪口?」と自問する
口に出す前に、「これって悪口か?」と一度考える。
もし「これはただの意見ではなく、悪口・愚痴だな」と気づいたら、飲み込む。
このワンクッションを入れるだけで、衝動的に悪口を言うことが減りそうだ。
2.言い換えを工夫する
「〇〇さん、仕事遅すぎる!」ではなく、「〇〇さん、もっと効率よく仕事できる方法を一緒に考えよう」 に変換する。うーん、聖人君子やな(笑)
ただの悪口ではなく、建設的な意見に変えることで、相手にも伝わりやすくなる。
3.紙に書いて発散する
「言いたいことが溜まるのはストレスになる」と思うなら、紙に書く。まあ、これは毎日日記書いてるので既にやってるな。けっこう効果的。
思ったことをノートに書いて、最後に「でも、自分はどうする?」とポジティブな視点を加える。不満を吐き出しつつ、解決策を考える習慣をつける。
4.「これを言って得する?」と考える
悪口や愚痴を言いそうになったとき、「これを言って、自分に何かメリットがあるか?」と考えてみる。
ほとんどの場合、デメリットの方が大きいことに気づく。そう思うと、「言わなくてもいいや」と冷静になれる。
自分との戦いに勝つコツ
このキャンペーンは、周りとの戦いではなく、自分との孤独な戦いである。これも想像の範囲だが、自分との戦いに勝つコツを考えてみたい。
1.完璧を求めすぎない
「絶対に一言も悪口を言わない!」と気負いすぎると、できなかったときに挫折しそう。「昨日より少しでも減らせたらOK」 くらいの気持ちで続ける。
2.ポジティブな言葉を増やす
悪口を減らすだけでなく、ポジティブな言葉を意識的に増やすと、気持ちが前向きになるだろう。「ありがとう」「助かった」「すごい」など、良い言葉を積極的に使い、悪口を言う余地を減らす。
3.「悪口を言わない自分」を楽しむ
「悪口を言わないなんて大変そう」と思うかもしれないが、ゲーム感覚でやると少しは楽しめそうだ。
「今日は何回悪口を飲み込めたか?」とカウントしたり、「悪口を言わない自分、かっこよくない?」 と思い込んだりするのもアリ(笑)
まとめ
「悪口を言わないキャンペーン」を始め、気持ちが穏やかになり、人間関係が良くなり、自分に自信がつく。これが目指すべき姿。
もちろん、完全にゼロにするのは難しいが、意識するだけでも変わるはず。
もしあなたが「最近、悪口が多いな……」と感じているなら、一度私と一緒にやってみよう。
意外と世界の見え方が変わる・・かもしれない。
おしまい