一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ウザい上司を「完全スルー」するための思考法――会社という修行道場にて

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会社とは、理不尽な人間関係の集積所である。

昭和の遺産のような古臭い価値観に縛られた上司、やたら威圧的な物言い、他人の時間を奪うことに何の疑問も抱かない会議中毒……。

私の職場にも、残念ながらウザいと思わざるを得ない上司がいる。口を開けば説教、話は回りくどく、空気を読まない指示で現場を振り回すタイプだ。

だが幸運なことに、私は現在フリーアドレスのオフィスで仕事をしており、その上司と物理的に席が離れている。加えて、1日の中でその人物と顔を合わせる時間は、長くてせいぜい30分〜1時間程度に過ぎない。

 

ふと、ある日思った。

 

「……これって、むしろ恵まれているのでは?」

 

そう気づいてから、私の思考は大きく変わった。

 

本記事では、ウザい上司を完全に気にしないためのマインドセットについて、徒然なるままに綴っていく。

何も我慢などする必要はない。感情を殺すこともない。要は、捉え方を変えればいいだけの話だ。

 

上司=天気である。文句を言っても晴れはしない

まず大前提として、「ウザい上司に文句を言ったところで、世界は1ミリも変わらない」という事実を受け入れねばならない。

たとえば今日が雨だったとしよう。

「また雨かよ、マジで最悪」などと嘆いたところで、雨は止まない。

同様に、上司が今日も意味のない説教を垂れたとしても、「ほんとアイツ鬱陶しいわ」と毒づいたところで、明日からその人間性が変わるわけではない。

天気と同じである。

ならば、いっそのこと「天気」として扱えばよい。

「ああ、今日は低気圧(=上司が機嫌悪い)なんだな」とでも思っておけば、精神は摩耗しない。いちいち腹を立てる方が、人生の時間の無駄である。

 

ウザい上司は「村人B」だと割り切れ

もう一つ有効な考え方がある。

それは、「上司は自分の人生にとってのモブキャラである」と割り切ることだ。

自分という人生ゲームの主人公が、たまたま今いる職場という村に立ち寄っているだけ。そこにいるのが、**やたら話しかけてくる鬱陶しい『村人B』**なのである。

ゲームの中で「村人Bがうるさいからやめる」なんて選択をするプレイヤーはいない。

どうせセリフは一種類しかないのだ。聞き流して、必要なアイテムだけもらって、次の町へ行けばいい。

「村人のセリフにいちいちイラついて、十数時間を浪費した」などというプレイログは、誰が見たって滑稽である。

現実でも、同じことが言える。

 

観察者モードになると世界が変わる

「感情が揺れるのは、相手に期待しているからである」

という禅の言葉がある。

これは非常に本質を突いている。

我々が上司に腹を立てるのは、「こうあるべき」「もっとマシな対応をしてほしい」と、無意識のうちに期待してしまっているからだ。

ならば、その期待をゼロにしてしまえばいい。

 

もっと言えば、「観察者」になればいい。

 

たとえば、「今日はどんなウザポイントを繰り出してくるのか?」と実況中継モードに切り替えるのだ。

「お、来た来た。説教パート突入。……はい、声がデカい。はい、話が長い。内容が薄い! いただきましたー」みたいに、内心でツッコミを入れながら聞く。

 

もはやこれは娯楽である。

バラエティ番組のような感覚で接すれば、イライラは笑いに変わる。

「反応しない」という選択肢が生まれた時、人は強くなる。

 

 

会社=禅寺である

少し脱線するが、私は最近、こう考えるようになった。

**会社とは、現代における「修行の場」**なのではないか、と。

出家もせず、托鉢もせず、酒も肉も断たずに、月20日以上、人間関係の試練を受けられる場。しかも給料まで発生する。これはもう、現代の僧堂である。

 

だから、ウザい上司がいるのは、むしろ当然なのだ。

 

修行の場に、甘やかしてくれる存在などいらない。

師僧が厳しく怒鳴ってくるのも、理不尽な問いを投げかけてくるのも、すべては己の「無駄な反応」を削ぎ落とすためである。

 

つまり、ウザい上司とは、あなたを覚醒に導く導師かもしれないのだ。

これはもはや、感謝してもいいレベルである。

 

接触時間が短いなら、気にする価値すらない

冒頭の話に戻る。

 

1日のうち、上司と顔を合わせるのは30分〜1時間。

それ以外の時間は物理的に離れており、直接干渉されることもない。

これほど恵まれた環境は、なかなかない。

 


昭和のように、隣の席に年中張り付かれ、昼食にまで付き合わされ、毎晩飲みに連れて行かれる時代ではない。

物理的な距離があるだけで、精神はかなり解放される。これは事実である。

 


「この程度の接触で済んでいるのは、自分の精神を鍛えるちょうど良い負荷なのだ」と思っておけばよい。

実際、ストレス耐性は筋トレと同じで、適度な負荷があるからこそ強くなれる。

 

まとめ:スルースキルは人生の武器

最後にまとめる。

 

ウザい上司は天気のようなもの。変えられないなら受け流せ。
村人Bとして見ると、期待も怒りも消える。
感情を捨てて観察モードに入れば、ストレスは娯楽に変わる。
会社は禅寺であり、ウザさは修行の一部。
接触が少ないなら、気にするだけ損。

 

どうしても精神的に追い詰められるようであれば、『反応しない練習』や『嫌われる勇気』のような本を手に取るのもいい。

ただ、あなたが本当に身につけるべきは、**「動じない自分」**である。

 

ウザい上司など、人生における通過点に過ぎない。

スルーできる力こそが、現代の最強スキルである。

 

おしまい