一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

昼休み思考トレーニング

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コンビニランチからの

昼休みに何を食べるか。その選択にこだわりを持つ人も多いだろう。だが、私はそこに時間もエネルギーも割かない。

基本はサラダチキン+おにぎり一つ。コンビニで買って、店の前で2~3分でサッと胃に収める。もはや「食事」というより義務的な「補給」と化している。

 

こっそり図書館で思考の訓練

食後すぐに向かうのは会社から歩いて行ける場所にある図書館である。都会の中に喧騒を避けてポツンと佇んでいる、穴場スポットだ。少なくとも、同僚は一人もこの場所の存在を知らない(と思う)。

最近の私の習慣はこうだ。

日経新聞四季報オンライン、NHK NEWS WEB等から気になる記事を1つ選んでおき、目を閉じたまま頭の中で、フレームワークで整理する。PESTか、3Cか、SWOTか、それともピラミッドストラクチャーか。記事に最もフィットする型をあれこれ考える。

 

これで、新聞を単なる“情報収集”の手段から、“思考演習”の素材として使うことができる。たった1記事でも、厳選すればトレーニング素材として十分すぎるほどの密度を持つ。書籍の中途半端な例題より、生きたニュースでやることに大きな意味がある、と思っている。

 

疲労感を覚えたら、ためらわず仮眠

とはいえ、集中しているうちに、血糖値の上昇と相まって自然と反動がやってくる。

そのとき私はためらわず、仮眠モードに移る。姿勢を崩し、目を閉じる。その時、もちろん思考は一時停止。目覚ましは不要で、10分もすれば頭がスッキリする。

「前半:思考訓練」「後半:回復」のいわば昼休み二部構成が、午後の集中力を引き上げてくれる。最高の昼休みである。

 

フレームワーク思考は“実践”の中で鍛える

フレームワークは、知識として知っているだけでは意味がない。こうやって、実際のニュースや現実の事象を使って初めて身につく感覚がある。

昼休みは、サラリーマンの1日の中で自由度が高く、どのように過ごすか選択できる時間でもある。強制的に上司とランチに行かない限り、誰にも命じられず、何をするかは自分の意思で決まる。

私は、周囲が談笑しながらランチに向かうのを横目に、サラダチキンを放り込み、内緒で図書館へと向かう。このストイックな営みは、“静かな優越感”をもたらしてくれる。

加えて、分量を食べない分、自然と身体も絞れてくる。昼を軽く済ませ、午後は頭を回し、夕方には疲労感すら心地よい感じだ。精神と肉体、両方が研ぎ澄まされる感覚がある。

こんな昼休みを、私はこれからも淡々と続けていくつもりである。

 

おしまい