
最近、とにかく眠い
最近、やたらと眠い。端的に言うと、必要な睡眠時間が増えた。
これは体力低下=年齢のせいかと思っていた。40代目前、こんなもんだろうと受け入れかけていた。
だが、よくよく考えると、今の自分は、大学受験期以来、もっとも「頭を使っている」状態だと思われる。
日々、山のような量の資料に目を通し、複雑な条件の元で判断を下し、限られた時間内に論理的なアウトプットを求められる。
かつてのゆるふわルート営業時代は商品知識を暗記するのみだったが、今は応用・交渉・戦略の連続だ。そりゃ、疲れるわ。
疲労は“老化”ではなかった
調べてみると、脳を酷使することで生じる“神経的な疲労”というものが存在するらしい。グルタミン酸? 前頭前野? 医師でないため細かいことはよくわからないが、どうやら日中の集中の連続は、かなり脳に負荷をかけているようだ。
しかも、このタイプの疲労は、カフェインでも運動でも回復しない。唯一の回復手段は「睡眠」だという。
確かに、眠って起きると、目覚めた瞬間にスイッチが入るような日がある。頭が整理され、重さが抜け、考える力が戻っている感覚だ。
引き続き試す、一匹狼式・15分ポモドーロ
では、どうやったら疲れずに働けるのか? いろいろ試した結果、今のところもっとも効果があるのは「死ぬ気で15分集中して、5分間目を閉じる」ことだった。
いわゆるポモドーロ・テクニックだが、一匹狼流にアレンジして、ポモドーロの周期を30分から20分に短縮している。これは昔記事にしたとおりだ。
さらに、3〜4セットこなしたら、30分の仮眠を取る。おまけに、ラムネや高カカオチョコをつまむことで脳にブドウ糖を補給する。血糖値の急上昇は避けつつ、必要最低限のエネルギーを投入するのである。
不思議なことに、このリズムだと、そこまで頑張っている感がないのに、結果的に一番集中できる。仕事・勉強の質も上がり、終わったあとにどっと疲れることもない。残念ながらこのフルコースを完遂できるのは土日くらいだが、平日でも一部を取り入れるだけで違いは感じる。
私の頭脳が進化したと前向きにとらえる
長時間ダラダラ働いて、「今日は何も進まなかった」と嘆くよりも、短距離走のように15分走って、5分ピットインして、また15分走る。その方が、結局は速く、遠くへ行ける気がする。集中して、回復して、また集中だ。
もう、自分はただの労働者ではない。高度に頭脳を使って仕事をする以上、体よりも脳のメンテナンスこそが重要なのだ。以前より疲れるのは当たり前。それは、退化でも衰えでもない。むしろ、頭脳の進化の証と前向きにとらえることにする。
おしまい